実はこれ隠れた傑作なのでは?
「さらばラバウル」で戦争の陰鬱な気分をたっぷり味わった後に、同じく池部良が出てくる戦争物だが、今度は主演の1人が若大将加山雄三、という時点でなんだか急にBGMが軍歌から…
トンネル爆破シーンは特撮名場面。これ全部ミニチュアでCG処理してないという…すごい!大迫力。珍しく第一次世界大戦。舞台は青島遼東半島。敵はドイツ。そして第一次世界大戦ということは複葉機。円谷特技監督…
>>続きを読む舞台はアオシマではなく中国のチンタオです。
日露戦争だと旅順攻略、大東亜戦争だと原爆……。当然ながら戦争映画には悲惨な場面が描かれます。
でも第一次大戦では人的損傷も少なく、日本も戦場にならなかった…
この映画はプロデューサー田中友幸が、あの手この手で円谷特撮を売りだそうとしていた頃のチャレンジ精神の賜物であり、円谷英二の最高傑作であることには間違いないと思っております。
飛行機が活躍する映画は…
第一次世界大戦を日本側から描いた映画自体珍しい。
特撮の凄さと、演技も含めた牧歌的な雰囲気のギャップが素晴らしい。(岡本喜八の映画とかみてると、かなりたるい感じがする)
中国人のスパイのシーンや…