見知らぬ紙袋に入ったフェイクフィルム。
育てよ、と最も大きな力は最も弱き力として生まれた。
乾いた空気に射し込むディザ光線、OvalやらJim O'Rourkeやら無機質さも救いなく。キメどころを外…
ハーモニーコリンの絶望的な美しさ
ハーモニーコリン監督第二作。
ハーモニーコリンの作劇はどこかかけていて、
とてつもなく悲しい。
ラリークラーク「KIDS」から羽ばたいた
クロエセビ…
長い間クロエがジュリアンだと思っていた。この頃のハーモニーコリンは不快の天才。冒頭の森の中のシーン、父が息子に水をかけるシーン、妊婦のクロエがスケートリンクで転ぶシーン、1つ1つが確実に観る人の神経…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
悲しさに愛着が湧くような。
犬を溺愛するおばあちゃんも、
アルビノの黒人ラッパーも、
水子を抱いて眠る主人公も、
みんなどこか欠けていて、
それでも前向きで、愛おしい。
不安定なものを直視したあ…
ずっと胸がザワザワしててそれこそ画面の荒いフィルムみたいにガサガサした。彼らが見てる世界なのかこちらから見てる世界なのか。好きではないけど嫌いじゃない。映像見ながら別のことぼんやり考えられる映画はす…
>>続きを読む見たい映画が無いから映画を作る。見たい映画があったら映画なんか作らないさ。と、ビューティフルルーザーズでハーモニーコリンが仰ってらっしゃったのですが、確かにこんな映画は他にはない。
まず彼は興味を持…
これ、GoPro/セルフィー/vine接写みたいな雰囲気があって、21世紀の汎カメラ的トラッシュ映像感覚を完全に予言/扇動しています。さすがストリートのオーソン・ウェルズことハーモニー・コリン。「市…
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