再見。回想という不可逆的な語りはノワールのスタンダードとなったが、文学においてはそう珍しいものではない気がする。
ただ映像で見ると都度告白中の「現在」に逆戻りするので、展開に入り込みにくい(本作の場…
フィルム・ノワールはいいもんだ
フィルム・ノワールを撮るなら、絶対的な闇である漆黒が必要だ。そして、闇を際立たせる光も重要である。その点で言うなら白黒映画が圧倒的に有利である。
レイモンド・チャ…
面白かった!ビリー・ワイルダー大好き!なんて言ってるくせに観ていないものがまだたくさんあるなぁ…
で、今頃のこれである。
いゃあ面白い!ワイルダーの入口は「お熱いのがお好き」だった私はそこからジ…
物語の展開がひきつける。ドンドン袋小路に入っていく緊迫感がよい。
しかし、主人公がしゃべるしゃべる。脚本はレイモンドチャンドラー。彼のハードボイルド小説は、主人公の独白で成り立っているから、よくわか…
スティーブン・キングが人生最高の映画10本に選んだことを知り鑑賞。ビリー・ワイルダー作品で言うと「サンセット大通り」や「情婦」ほどの衝撃は無いものの、後のあまたある同種の作品に与えている影響は計り知…
>>続きを読む大好きなスティーヴン・キングが人生最高の映画10本を選出。これはその中の1本。
1944年のビリー・ワイルダー監督作品で、もちろんモノクロなのだけど、例えば「スイカズラの香りが」とネフが呟けば、この…