保険外交員ウォルター・ネフが、人妻フィリスと共謀して彼女の夫を殺害し、保険金を騙し取る完全犯罪を企てるが、思わぬ誤算、疑心暗鬼、罪悪感により破滅へと追い込まれてゆく。
フィルム・ノワールの傑作であ…
ビリー・ワイルダー最初期の大ヒット作。レイモンド・チャンドラーとの共同脚本。
フィルム・ノワールと言えば、まず名前が挙がる一本だろう。ただし1944年なので、ノワールの「走り」というわけではない。す…
いくらなんでも、こんな営業マンもいないだろう?
しかし保険金殺人を企むカップルとかはこんなものかもしれない。
脚本のリズムは良く、流れるような語り口は上手い。
倒叙形式で0時間に向かう形式だが、その…
このレビューはネタバレを含みます
1938年7月16日の深夜、車を蛇行させつつ保険会社のビルに乗り付けた男は、よろめきながら無人のオフィスにたどり着き、ディクタフォン(事務用録音機)をセットして、自らの罪の告白を始める。
同じ年の5…
ネフの独白がひとこと一言かっこいい。「俺だよ、ウォルターネフ。」「全ては5月にはじまった。」とか。
マッチを爪でこすってつけたりタバコを介したやりとりも洒落てる。
今となっては珍しいストーリーではな…
ビリー・ワイルダー監督の1944年製作の上質クライムサスペンス。登場人物のマウントを争奪する展開が面白い。誰が誰を騙しているか。その見返りはあるのか。優位性が墓穴を掘る結末へと向かうエスプリが効いて…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
損害保険の営業マンが妖艶な人妻に惹かれて身を持ち崩す話。
話も面白いし、事件が起きたあとにそれを録音機に告白する、という演出もよかった。
最後にキースが火をつけるのとか、洒落てる。
その時代の録音…
序盤の男女の出会いの部分はいかにも古臭くて乗り切れないが、それ以降の、秘密を共有させられた者として観させられるサスペンスがおもしろい。共犯者のように、犯罪者側の心理で見てしまうように作られているのが…
>>続きを読む