再見。回想という不可逆的な語りはノワールのスタンダードとなったが、文学においてはそう珍しいものではない気がする。
ただ映像で見ると都度告白中の「現在」に逆戻りするので、展開に入り込みにくい(本作の場…
物語の展開がひきつける。ドンドン袋小路に入っていく緊迫感がよい。
しかし、主人公がしゃべるしゃべる。脚本はレイモンドチャンドラー。彼のハードボイルド小説は、主人公の独白で成り立っているから、よくわか…
スティーブン・キングが人生最高の映画10本に選んだことを知り鑑賞。ビリー・ワイルダー作品で言うと「サンセット大通り」や「情婦」ほどの衝撃は無いものの、後のあまたある同種の作品に与えている影響は計り知…
>>続きを読む元来フィルムノワールは女嫌いのジャンルであり、欲望のまま生きては男に計略を巡らせる蜘蛛女があらわれる。この映画も手玉に取られた男が決着をつけるという段取りを取っているが、それにしても最初は普通に共謀…
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