完成した板画には嵐が過ぎ去った後の爪痕と、矛盾するような爽やかさが残る。
片目の老人が板を喰らうが如く彫る、刷る、描く。加速し続ける志功の脳内世界に呼応するようにショットがバンバン切り替わる。筆を…
数十年ぶり?2回目の観賞。
観賞後に棟方志功研究家・石井頼子氏の解説、裏話などを拝聴。
以下、メモ
冒頭の寒村は青森市ではなく、わざわざさらに田舎に行って撮ったもの。棟方志功は普段彫りながら歌うこと…
確か芸術祭参加作品で、映像部門の会場だった虎の門ホールで観たんだと思う(試写会みたいなもの)。
棟方志功という素朴の暴力みたいな強烈なキャラクターも勿論、面白いんだけど、それよりも印象的なのが、その…
青森県青森市を訪れる機会があり、本作は、棟方志功が滞在した宿「椿館」にて鑑賞。椿館は、温泉宿であるが館内に志功の作品が多数展示されており、志功が滞在した部屋も現存する。
本作は志功が死亡した1975…
埼玉県の秩父市に観光に行って羊山公園に行った時、園内の「やまとーあーとみゅーじあむ」に寄りました。
元々、棟方志功氏の版画が好きで、古い装丁本なども家にあったりして、子供の頃から馴染みの深い版画で…
努力のあり方を学べた。
前作の『山雲涛聲』の方は、常に努力をし、準備に時間をかけ、描く本番にも時間をかけていた。常に真剣な表情。
今作の方もかなりの努力をしていた。
しかし、棟方さんの場合は、その…
先日遅い夏休みで秋田青森を一人旅してきたのだが、青森の棟方志功記念館へ伺った際に鑑賞。
母校武蔵美で所属していたゼミの教授が「僕には3人の尊敬している人がいて、そのうちの一人が棟方志功だ」とおっし…