小泉八雲の『怪談・奇談』から四篇を映像化。
灯りも乏しい頃、あらゆる物音がそばだつ夜更け、ひとり呼吸を忘れて頁を恐る恐るめくるような…台詞は最小限に抑え、時には大胆な沈黙すら辞さずたっぷりとした間…
すごい映画だった、、、
「耳なし芳一」など怪談4つのアンソロジー形式映画。正直原作が原作だけに話の筋の意外性みたいなものはあまりない、けれどそれを圧倒する映画としての面白さ。
まず特徴的なのがセット…
怖くないのに面白い。悪夢のように毒々しく豪華絢爛な美術を見るだけで楽しい。ほとんどセットでやるのに驚く。廻り舞台の如く旋回する広角の風景。
中でも「耳なし芳一の話」は出色。海上の源平合戦は船の上に…
【人の魂を飲んだ人は?】
アマプラで本作を見つけてカンヌ国際映画祭で賞を受賞して、僕が大好きなオムニバスでかつ4編構成でまさかの3時間の大ボリュームなので気になって鑑賞しました!
①『黒髪』時間…