一本の映画として観れば、はっきり言って面白くないです。
ドキュメンタリー映画として観ても微妙です。
ですが、映像にはとてもこだわっているようで、アングルや色彩美、映像表現は大変素晴らしいです。4…
面白いのだけれども、どうしても加藤泰の遺作であることや、田耕との確執といった外部情報について考えてしまう。
加藤泰という「劇映画」に特化した才能が、ある種の作為として働いている感じはある(ドキュメン…
太鼓の音にかぶせるように流れる一柳彗の電子音、肉体だけに注視させない前衛的で狂ったセット、大袈裟な演出。自然と作為のせめぎ合い、演出とドキュメントのバトル。鬼太鼓座を見せる気は全然感じない、鬼太鼓座…
>>続きを読む基礎は走り込み万年合宿系ドキュメンタリーつまんないわけない。演舞するバックに銀杏の葉が揺れて舞うの加藤泰ー。太鼓にあんなアレンジしちゃって演出過多な面はいろいろあるんでしょうけれど、おばあちゃんの語…
>>続きを読む加藤泰監督作品、しかも永年お蔵入りしていたとあっては足を運ばずにはいられない。
よくわからないのは〈鬼太鼓座〉ではない森みつる演じる、人形浄瑠璃を模した〈櫓のお七〉の場面。本物を文楽劇場で何度か観…
リーフェンシュタールしてる。雪山のランニングは連合赤軍っぽい。デザイナーにも歌手にも主婦にもなれたはずの若者たち。生理的な鼓動のリズムを聞く→身体へっていうことなのかしら。
人形浄瑠璃っぽく模倣した…
集団として生き、集団を通して芸の道と一体化になる選択をした若者たちが、しかし実はそれぞれの夢や思いを抱える個人であることを予感させるラストのテロップが秀逸。全編通して過剰に演出された彼らのパフォーマ…
>>続きを読む佐渡島の和太鼓集団に取材した音楽ドキュメンタリー。せりふやナレーションはほとんどなく、ライブフィルムとプロモーションビデオと舞台劇が混ざったような不思議な映画…だが、演者の肉体を捉えるアングルや編集…
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