クライマックスのハム太郎とロコちゃんとの再会。夜、雪、通過する電車の灯と細部だけ見れば三宅唱あたりを連想しそうだが、存在が放つ微細な震えをショットに捉える三宅と異なり、運動と感情の極点を描くためにそ…
>>続きを読む宮崎が『千と千尋』ならば出﨑はこれと。ランド内を歌って騒いで走りまくるハムちゃんず。ほぼミュージカルなイカれた速度出てるが花火からの回想を経て泳ぐハム太郎で叙情性を担保。絶え間ない移動にはロコちゃん…
>>続きを読む一瞬もダレずに駆け抜ける狂いっぷり。
過剰な光!ワープによる光の変化が雪へと流れるようなディゾルブで繋がり、そのまま踏み切りのラストシーンに…カッコ良すぎる。
しかしガンバ踏まえて、ということだろう…
流石出崎統と言うべき緩急の激しい止め絵演出で、テレビシリーズの冗長な感じとは打って変わって、さながらジェットコースターのように駆け抜ける。めまいを引き起こすような怪作。言語的なディスコミュニケーショ…
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