ラングがアメリカに亡命する3年前の映画で、ナチスの台頭というか大衆の脅威みたいなものが、警察と大衆の関係のなかでよく現れている
その大衆の描き方が秀悦だ
大衆はもはや警察や司法を信用していないし…
1930年代のベルリンで、幼い少女ばかりを狙った連続殺人事件が発生した。警察の必死の努力にもかかわらず犯人逮捕の目処は立たず、市民や暗黒街の犯罪者たちは彼ら自身の手で犯人を捕まえることを思い立つ。
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犯人の目力がモノクロ作品にに映えて
より不気味さが感じられました。
子どもに何をしたのか…
直接的な映像を見せず
風船やボールを映す事で予想させるあたり
お上手👏
どちらかというと群集心理的を…
1918年ドイツのWW1敗戦、1928年世界恐慌による不安定な国内情勢がベースにあって、本作の制作年1931年は1933年から始まるナチスドイツの人種政策の前という微妙な時期。
ラング自身も主演の…
ヒトラー内閣の成立する2年前でナチスが大きく拡大しはじめていた時期の映画。
内容としてはベルリンで少女を標的とした連続殺人事件が人々を震撼させるという話。
罵声が飛び交う公開裁判は自分も民衆になっ…
終わり方がめっちゃ良かった。
最後の裁判がおもろい。大衆の暴走を抑えられるのは1人の法律家ではなく警察という武力。時代的にこれから第二次世界大戦に向かうドイツというのも興味深い。
犯人役の目がでっか…