ミステリーではあるものの、住人同士の疑心暗鬼自体がテーマなので、もはや脅迫の手紙の出現は現実離れ上等。それは人間についても同様で、終盤の唐突さはなんとも気持ち悪い。物語の外から記号としてその場に差し…
>>続きを読むラスト20分くらいからやっと面白くなる。何回かすごく効果的なショットがあって、例えばあのヴォルゼが階段を降りて帰っていく時の壁に映る影とか、ひらひらと窓から落ちていく怪文書とかでハッとはさせられる。…
>>続きを読む名匠アンリ=ジョルジュ・クルーゾーの凝りに凝ったストーリーテリングが見事なサスペンス映画の秀作で、戦中らしい不穏な空気が流れているニューロティック風ムードが秀逸な作。
謎の怪文書を巡る群衆の右往左…
305作品目
再鑑賞179作品目
犯人を溜めに溜める映画。
手紙で街を、錯乱させていきますが、手紙を作っている犯人さん。
そんなに、内情をどのように知り得たのか。気になりました。
しかしながら、容疑…
記録用
アンリ・ジョルジュ・クルーゾー監督作品。
地方の街へやってきたジェルマン医師。
医師として信頼も厚いが街に「カラス」を名乗る告発文が町中に溢れ返る。
人々は告発文の内容により疑心暗鬼になっ…
小さな町で個人の罪を告発する手紙が出回り、人々は混乱と共に匿名の書き手をめぐって疑心暗鬼に陥る。時代のせいで観る者にそうなったのねと思わせる手法が少し解りにくくもあった。終盤に真相が矢継ぎ早に明らか…
>>続きを読む妻と子を同時に無くしてしまった過去を持つ無愛想なジェルマン、淫らで不安定なドニーズ、自分にとっては魅力的なキャラクターではなかったけど、2か月で800通以上届いた不気味な手紙とそれに踊らされる住民た…
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