Mの作品情報・感想・評価

「M」に投稿された感想・評価

CHEBUNBUN

CHEBUNBUNの感想・評価

3.8
【リドリー・スコットさては、、、】
フリッツ・ラングの『M』リメイク。Mはドイツ語のMörder(殺人者)から取られているのだが、英語もMurderと頭文字がMなので、無事あのシーンが再現されています。

本作は『キッスで殺せ』の名カメラマン:アーネスト・ラズロの光る撮影が観られる。

特に、『ブレードランナー』でお馴染みブラッドベリービルでの死闘が非常にカッコイイ。そして、リドリー・スコットは『ブレードランナー』を撮影する際、本作を意識したに違いない。大量のマネキンの中に紛れ込む犯人の姿は、『ブレードランナー』のクライマックスそのものでした。

ラストに関しては、ラング版よりも人情に訴えるものだが、感情が揺さぶられた末に地に落とすエンディングを迎えるいかにもロージーっぽい鬼畜さがあった。

珍しく、不朽の名作のリメイク版にして傑作でした。
ラングの名作のリメイク。マネキン工場と階段の影、ラスト10分の緊迫感がやばい。オリジナルではMの烙印を犯人につけるとこが1番好きなんだけど、ちゃんとリメイク版でも再現されててよかった。
rico

ricoの感想・評価

3.8
opからとにかく高低差の使い方がシビれる。母親の子供を探すシーンに度肝を抜かれる。オチも悪くないが、個人的にはやはりラングの「M」は完全系だからリメイクって難しいなと思ってしまう。
口笛を笛にしたのは何故なのか。
助監督がアルドリッチだった。
アーネスト・ラズロはいい仕事しているが、DVDの画質がすこぶる悪いのが残念。
ラングのリメイク。ピーター・ローレのようなおぞましさは犯人役からは感じられないが、ショットで完璧に補っている。それどころかラング以上の禍々しさを画面から放つ。
夜のマネキン倉庫、ラストの異様に開かれた地下空間。
ロージーの空間使いの才能が爆発している。
tk33220

tk33220の感想・評価

4.3
アーネスト・ラズロの突き放したような不気味なショットが連鎖する。冒頭、殺人を予感させる宙に浮かんだピエロの風船と転がってくるボールの怖さ。全編に渡って反復される見る/見られるのイメージがガラス越しのショットでより生きる。階段も良い味が出ている。