次から次へとスラム街の変人の営みが映され、それが決して交わることなく横へ横へと広がっていく。短編集のような内容に困惑したものの、形式を飲み込めばずっと観ていられる。
ホームレスの子供が魚を食べて当た…
意味とかを求めると結局何もつかめないのだけど。シュールコントを見せられてる感じ。腹を抱えて笑えるものでもない。京アニの「日常」観てる感覚に近い。愛すべき作品。
乞食親子と奈良岡朋子が印象に残る。多…
クドカンの季節のない街をきっかけにこちらも鑑賞
バラックの街は人間の欲と陰に溢れているが、光が差すことはない。
ただろくちゃんだけが純粋に生き、頭の中で電車を走らせていく、ろくちゃんのライトだけが…
部屋一面に貼られた電車の絵と、そこに差し込む光がステンドグラスのようにきらめいて美しかった。
おそらく自閉症であろう少年は毎日想像上の電車の運転手として出勤し、どですかでん、どですかでんと口ずさみな…
黒澤明監督の作品を観た後にこんな気持ちになるとは思えず、また鑑賞中も暗澹たる思いで逃げ出したかった
積み上がった瓦礫と土砂に囲まれ、廃材を寄せ集めた小屋のような家で暮らす人々
瓦礫は廃材や生活用品…
・色彩感覚が豊かで、どのカットも絵画のようなカラフルな美しさ。
・オムニバス形式の話かと思いきや、どの話も暗くて陰鬱になる。美しい色彩とのコントラストは見事であるが、見ていて楽しい気分になる映画では…
コメディのような明るさの中にこそ本当のトラジディがあるとも言える。段々と気分が落ち込んでいく感覚。
心身の貧しさや特異な性質を抱えたエキセントリックな住人たちの無慈悲な日常をコミカルに描く群像劇。気…
とても好き
それぞれの登場人物が独白のような、一人で勝手にまくしたてるような台詞が多いのが印象的。勝手な人間。
父が語る妄想の家を「そうだね」と肯定する、悲しいほど大人っぽい子供
人々の苦しみや…