まあだだよの作品情報・感想・評価・動画配信

「まあだだよ」に投稿された感想・評価

黒髪の所ジョージ……

遺作というのを強烈に意識した作品のように感じましたね

ノラかわいい

演出補佐に本多猪四郎

寺尾聰はエンドロール見るまで気づかなかった……でも見返したらちゃんと寺尾聰だ……
内田百閒も摩阿陀会も黒澤明も「まあだだよ」も知ってたのに、何故か「まあだだよ」が百閒のことを扱った映画だとは知らなかった。黒澤が晩年の自分を百閒に重ねたというよりも、戦中ないしは敗戦国としての戦後(苦境)を乗り越えた人々の強さとは、悲壮感や使命感や質素や高度経済成長期の体育会的なマッチョイズムではなく、ユーモアや師弟或いは同窓同志の暖かい関係性だったのではないかという想いを作品に残してこの世を去ったのではないかという気がした。神経を研ぎ澄ましたテーマやカットアップは見受けられないが、少し腰掛けて居続けたくなるような愛しい時間が流れている。ラストは美しい。猫の下りも(百閒が愛猫家であることを示したり漱石のことを彷彿させる以外は)無くても良さそうなものだが、ペットは愚か幼児(や自分以外の人種)ですら虐待する現代人が対象的に見えるあたり狙いが効いていたのかもしてない。悪戯電話に表現された歪んだ魂は差し詰め今日のネットやSNSだろう。
BGMがほとんどなくホームビデオを見ているような映画だった。
一

一の感想・評価

3.9
黒澤明監督の遺作

監督が敬愛する随筆家の内田百閒とその門下生たちとの交流をほのぼのとしたタッチで描いたヒューマンドラマ

みんなから愛されすぎた先生を、黒澤明らしいヒューマニズム全開で描いた素晴らしい作品でした

男のバカバカしさが詰まったおじさん達の青春模様をエネルギッシュに映し出し、言葉で説明しづらい面白さでとにかく多幸感に溢れる素敵な映画

おじさんたちのひたすら楽しそうなやりとりが微笑ましいくて、この中に混ざりたいくらい幸せそうで羨ましい😢笑

彼を慕いすぎる元教え子たちが大人になってもなお先生を愛しすぎていて、気持ち悪いくらいなんだけど、それすら愛おしくなっちゃう

彼にまつわる様々なエピソードがユーモラスに描かれており、猫のエピソードとかめちゃくちゃ感情移入しちゃったなぁ
今で言うペットロスなんてまさにこれだろうし…

とにかく先生は人徳があるので、周りにいる方達も素敵な人だらけで幸せそうだったなぁ
仰げば尊しも沁みる沁みる…

なにより主人公を演じた松村達雄さんがとにかく凄かったし、所ジョージが演技してるのはなんだか新鮮でした

個人的に黒澤作品の中では全く目にかけてなかった掘り出し物でしたが、カラー作品の中ではトップクラスに好みでした

とりあえず宴会の席で駅名をひたすら言い続けてる人がくっっっっそ面白くてツボ😂笑

〈 Rotten Tomatoes 🍅87% 🍿82% 〉
〈 IMDb 7.3 / Metascore 76 / Letterboxd 3.7 〉

2021 自宅鑑賞 No.114 U-NEXT
ろひち

ろひちの感想・評価

4.2
温かい良い映画だった。

「自分の本当に好きなものを見つけなさい。自分にとって本当に大切なものを見つけなさい。見つかったらその大切なもののために努力しなさい。」
愛される先生の生涯を日本近代の歴史になぞって描いた作品。立派な一軒家を買うも東京大空襲で焼け落ち、教え子が拵えた小さな小屋に移り住めば、今度は庭つきの立派な一軒家を教え子たちがプレゼントし。人々の身体的な繋がりがまだあった時代の物語。画面に映っている人物はすべてキャラクターといっているようにとにかく一人ひとりの表情まで気にしてとっているのが伺える。所ジョージはやはり芸達者なもんだ。。
AM

AMの感想・評価

3.5
「おいっちにーおいっちにー」
世の中に大成をする人は多いけれど、
人間たるもの
心の潤しきに勝る財産はない。
いつでも元気過ぎた人が、
ノラのことを考え過ぎて
病気みたいになっちゃった…
なんというか、洗われた。
言葉で言うのは簡単な、
「大切なのは心」とか「優しさ」
とか「思いやり」、「愛」とか、
ある種行動規範的に教えてくれる。
勉強のみならず、
模範とさせてくれる先生
素敵よね…。
kk61sgt

kk61sgtの感想・評価

4.0
温かい映画。
匿名の嫌がらせをする人以外は、皆優しい。
先生を通して、生涯の友になっているのがいい。
先生が博学。博学な知識がユーモアたっぷりに語られていて、面白い作品でした。
arch

archの感想・評価

4.0
『まあだだよ』
黒澤明監督生活50周年30本目、遺作。黒澤明の代表する中期のアクション時代劇とはかけ離れた作風、そう思い出すのは初期作品群の『素晴らしき日曜日』『酔いどれ天使』『野良犬』等の戦後を描いた作品達で回顧と郷愁、初期に思いを馳せさせる作品になっていた。

全体的にやはり行き過ぎな人格者表現、今ではリアルとは言い難い恩師と生徒の関係。黒澤明はもう行くとこまで行って、こういった作品しか作れない域にまでたどり着いてしまった感がある。
先生の姿は「良き行いをしてきた人間は当然、人に慕われ幸福な最後を迎えられるべき」という黒澤の願望の具現化した存在で、そこに始まり全てが歪な黒澤フィルターに掛けられた要素で埋め尽くされている。それをつまらんとするかは各々に任せるが、ここまで来てしまえば天晴れだ。

まるでお別れ会のような作品、そんな意図はないだろうが遺作のための作品にしか思えないのだ。
charo

charoの感想・評価

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黒澤映画鑑賞4作目。

この作品の良さがわかるには
もう少し時間がかかりそう…。

歌が多くて頭に残る。

あ、所ジョージだってなった。
セットの一部がどですかでんに似てる。
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