ロリ・マドンナ戦争の作品情報・感想・評価

「ロリ・マドンナ戦争」に投稿された感想・評価

ゲン

ゲンの感想・評価

4.5
昔は仲が良かった家族が土地を巡って不仲になり殺し合いになっていく話。キャストが良い。セピア色の写真も好き。
元のお話がある作品。
単なるご近所トラブルじゃないんですね。発端は。

競売にかけられてしまった土地を正当に買っただけだが、その競売すら茶番だったのですかね?
ただ1人の名乗りをあげたガットシャル。

ガットシャルは正当な手続きをしたけど、買ってはいけない暗黙の了解があったと思われる土地…。
だから厄介なの、ね。と、納得。

さておき…。
タイトルのロリ・マドンナには大きな意味はない。意味はないけれども、それが作品を覆うモノだなぁと思うのです。

坂を転がり落ちる石ころのように、走り出したら止まれなくなってしまった。その結果。
不毛です。

それをわかっているシスターE。
だからの行動を最後に見せます。
それはルーニーと真逆。

あの頃は良かった…。
失ったモノから目を背けた結果なのかも知れない。失ったモノを乗り越えていけなかった人たち。

愚かにも、父権をかざし、家族を従わせる父親たちの愚鈍とも言える頭の固さ。
保安官に頼らない、凄いオレって?感じで…。

制作の時代背景を鑑みると、よくわかります。

不毛なやるせなさ。
無意味。

オープニングとエンディングで映される丘の自然の風景。
風景はそのまま。愚かな行為はただ、過ぎていく。

バッドエンドと言うべきか。
おやおや、
これは中々いい具合に
不愉快ですわねぇ〜。

 みるみるうちに いい具合に 家族が崩壊していき、ギクシャクした 居心地の悪さが 次第に 広まっていくので ヒヤヒヤが止まりませんわっ!

 そして、クライマックス。 結構最悪な展開が繰り広げられていくので 片手に持っていた茶碗のことを忘れてしまっていました。

 人がいるところに争いなからず。

 観終わったあとは 当然 気分が沈みますね。
ぶちゃ

ぶちゃの感想・評価

4.0
ヒルビリー家族2軒による壮絶なご近所バトル、漂う不穏な雰囲気からは全滅エンドを匂わせるも、それよりも後味の悪い幕の切れ方にニヤニヤさせられる。

家族構成なんかも複雑なのだが、しっかりと個々の登場人物を終盤には把握できるような描写は割と丁寧、また家長の絶対的権限に振り回される光景は、代理戦争としてのベトナム戦争のメタファーとしての意味合いもおおきく存在しているように思え、ニューシネマの時代らしさを感じる。

なにより壮絶な展開の中でも、家族みんなが"あの頃は良かった"と回顧し、家族崩壊を描いたドラマとして落とし込む余韻の深さがたまらない。
marumame

marumameの感想・評価

3.6
牧草地をめぐりお隣さんとはんぱない壮絶バトル!!
いがみあいにもほどがある💦やっぱここまでくると第3者にはいってもらわな収集がつきません!
ラストまで一切救いがない!
お互い幸せな家族だったのに……人間て💧
荒武者キートン「Our Hospitality」(1923)も
1970年代になると こうなっちゃうんだな。
電気羊

電気羊の感想・評価

3.1
隣人トラブルは容易く殺し合いに発展する。この辺の人間のメンタルの野蛮さ現代でも変わらないね。人間は進化なんかしないんだよな。
moku

mokuの感想・評価

3.8
幸せだった頃の写真が、しんどさとやるせなさを募らせますね…。はぁ。。
どん詰まりの外れ(場)でしか生きられない二つの貧しい家族が憎しみ殺し合う。まともだった、愛で家族がまとまっていた日々が確かにあって、だからこそ崩れてダメになっていく成れの果てが一層やりきれない。馬が躓いて馬に乗っていた妻が死んで、その馬が殺されたその日にすべてが悪い方向へと転げ落ちていく。幸せな時期は短く、人生は退屈でげんなりしている時間のほうが長い。全く別の問題ではあるけど、連合赤軍の内ゲバ的な痛々しさがあった。どうでもいいやと放り投げた先にある切なさ、リチャード・C・サラフィアンは好きな作家。
前からタイトルは知っていたが、今回初観賞。
如何にも当時の作品らしいいわゆる、アメリカン・ニュー・シネマになっている。
ラストも救いは無く、なんか中途半端な感じです。じだいてきに、ベトナム戦争の影響も充分に受けている。

人違いから大ごとに発展して壮絶な、しかし無意味な殺し合いになっていく。
この時代に、テレビも電話も無い暮らしをしている家族同士の殺し合いはタチが悪い!

キッカケの1つとなったロリマドンナの存在は、結局ほとんどストーリーの中で意味が無かった。
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