このレビューはネタバレを含みます
レバノンの戯曲が原作になっている。
カナダで母が亡くなり公証人からの遺書の音読を聞く双子のジャンヌとシモン。そこで初めて知った父と兄の存在。シモンは乗る気じゃないがジャンヌは父と兄を探しに中東レバ…
自分の母のルーツを辿る双子の物語であり、愛から憎悪への連鎖を断ち切る物語。明示はされていないけれど中東レバノンが舞台となっている本作で、やはり日本人には縁遠い宗教対立による内戦が引き金となった悲劇の…
>>続きを読むある日カナダで暮らす双子の姉弟の母親ナワルが永眠する。後日、長年彼女を秘書として雇っていた公証人により、母の遺言が読み上げられる。その内容は、所在がわからない自分たちの父と兄に手紙を渡してほしいとい…
>>続きを読むお母さんがショックで倒れて急◯するのも無理もない…。
(まさに『衝撃の事実』というのはこういうのを指すのかも…)
タランティーノ作品のようなチャプタータイトルがあって、物語を理解しやすかったかもで…
1+1=1の意味に気付いた瞬間、肝が冷えた気がした。
ちょっと変わった母の遺言から、双子の姉弟が真相を探るミステリーに見えるけど、その道のりで母の壮絶すぎる人生と、巨大な愛に直面する話。
かなり…
見ていて苦しくなる瞬間が多かった。
この映画を見ると、人間は生まれた場所によってどう生きるか、どんな人間になるかという大枠は決まるということが分かる。
内戦地に生まれた人間は、生まれた時から誰かを…
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