フランチョット•トーンの手に光を当てるだけで、過剰なアップをすることもなく、徘徊する手の異様さを演出してみせる素晴らしさ。あの人工的な笑み、オブジェだらけの家。尾行シーンの誰もいない駅、ドラマーの揺…
>>続きを読む大きな帽子を被った女性の後ろ姿のクロースショットが、作品冒頭で目に飛び込んでくる。
そう、この女性こそ「幻の女」である。
この映画の主人公スコットは妻殺しの容疑をかけられたが、犯行が行われた時間には…
男を騙すつけぼくろ
ドアを開くとジャズが満ちている
さりげない手への執着や周りの言動により浮き彫りにされていく犯人の心情
鮮やかで抜け目のないような映像にどんどん気持ちがのっていった
これだけでファ…
穴だらけだけど面白い。慕っている男の妻殺しの疑いを晴らすために、鍵となる女性を探すべく、バーに3日間通い詰めてマスターをストーキングしたり、娼婦のような格好で男を誘惑したりして情報を聞き出そうとする…
>>続きを読む"帽子の女"を探せ!
ショーを堪能したあと帽子の女性を"アンセルモズ"に送り届けたスコット・ヘンダーソン(土木技師)が帰宅すると、出迎えたのは見知らぬ男たち。
なんと妻のマーセラは絞殺死体で発見…
原作はハヤカワミステリの読者セレクション1位にも選ばれたほどの歴史的名作。
あの内容で面白いものができないわけがない!
と期待しますさね。ああするとも。
………
原作の良さ全部消しやがった!!…
「チキチキチキッチャ♪」。耳に残る…。妻殺しの汚名を着せられた男と、鍵を握る消えた女。真犯人は何人も買収して事件を揉み消そうとした割に、最期の呆気なさには多少思うところはあるが…。87分で観れる手頃…
>>続きを読む「鏡に映る自分が殺人犯は嫌だ」的な台詞を『拳銃魔』で観たので、警部と会話するジャックが鏡を見つめるシーンが印象的だった。
ドラム奏者の元から逃げ出して近くの店に駆け込むショットと、ジャックの元から逃…