ヴェネツィア時代の彼女の名前の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『ヴェネツィア時代の彼女の名前』に投稿された感想・評価

マルグリット・デュラス76年作。
前作となった「インディアソング」の続編として制作された作品。「インディアソング」では耽美な映像の上に、全く関連性のない台詞やナレーションが紡がれた朗読劇であったが、…

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話はわからんけど画面が美しいからいっか!と思えるパワー型の作品。いや話は一応あるんだけど。
でもインディア・ソングよりはわかった気がする。わかってないけど。おわり
単体として

画面の美しさだけで凡作まで持っていった。
詩的なようで、その実、力業の作品。
しかし個人的な試みにも程がある。

40
Sari
3.5

マルグリット・デュラス監督による前作、1975年の映画『インディア・ソング』の音声を全面的に、同作で使用したパリ郊外の廃墟映像に差し替えた実験作品。

デュラス本人は、本作について、前作の忘却、破壊…

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錆梨
3.5
『インディア・ソング』を見てない割には楽しめた。湾曲したトタン板。
jun
-
記録

インディア・ソングを見てもないのに想像は働いちゃう。
いつか見てみたいな!
ROHNO
4.5
土地に彷徨う記憶。見えてはいけないものが見えちゃってるのかと思ったよ。
あっちはまだ生きてる幽霊だったけど、こちらは完全に亡霊でしたわ。
すんごい不吉な緑色。
3.4
こういうことが何かの拍子に最も劇的になる。そういことだとしたら共感をおぼえます。

“私には『インディア・ソング』に破壊される、という試練を課す必要があった。”

書籍『デュラス、映画を語る』より引用。


本作は、前作『インディア・ソング』にて使用された館の荒廃した様子を記録した…

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全くの同尺をインディアソングの音声(音楽のみならずナレーションまで)を移植し頭から垂れ流す力業。デュラスは能。場の持つ記憶。朧げな前作のもの言わぬ影が立ち顕れては通り過ぎ、つまらない記録映像が何処か…

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