昨日予習のために鑑賞したロッセリーニ『ドイツ零年』とは全く異なるほぼ無関係と言ってよい映画だった。そんなところかと思ってましたよ。ゴダールの『アルファヴィル』(1965)でレミー・コーションというス…
>>続きを読む分断と再統合を繰り返すドイツにて、ひたすら西に向かう元スパイの感覚失調的な身振りと「彷徨」が新世紀へ向かう国の歴史を追体験しつつ、映画史と錯綜する。
間違った速度で再生されるワイマール時代のラング/…
このフィルムにはある国家の悲愴たる歴史の足跡とその歴史の終わりに始まる新たな歴史への希望が刻まれている
道端に投げられる花束
廃墟
その土地で響いていたであろう銃声
紡がれる言葉
黄金を携える髪
…
【】
ベルリンの壁崩壊後に、西側へ渡ろうとするシンプルな内容なのだが、やたらとハイコンテクスト。というよりかは、ジガ・ヴェルトフ時代から扱っている内容と大きく異なるので、点を繋いで観ることが難しく結…
相も変わらず断トツのフレーミング。
シャンプティエタッグ作に近いカメラの動かなさだが、色味がシャンプティエと全然違う。渋いカラーパレットが超絶格好良い。
『映画史』のようなモンタージュや、『マリア』…
真相を知りたいというあの欲望。
字幕を目で追うのに必死になる。
主人公レミーは東ベルリンから南下してワイマールへ、シャルロッテ・ケストナーと名乗る女に会う。その後ドン・キホーテとサンチョ・パンサ…