映画史よりさらに難解。ここにはドイツ、ソ連の歴史、現代映画でもここから引用されると思われる様々なクラッシック音楽史、哲学などのモンタージュだけでなく、当時のドイツがフィルムに納められており、レミー・…
>>続きを読む90年のドイツ再統一を機に企画された作品。「ゴダールの映画史」と同じ作り方で、映画の引用、作家、詩人、哲学者からの引用、さらに「アルファビル」のレミー・コーション(エディ・コンスタンティーヌ )が登…
>>続きを読むどうせわからないのだろうからただ身を任せればよいとぼんやり観ていたらあっという間に終わった。東側の崩壊、なら西側、西洋とは?そういう総括の時代だったなと。地となる物語(レミー・コーションが「西洋」を…
>>続きを読む昨日予習のために鑑賞したロッセリーニ『ドイツ零年』とは全く異なるほぼ無関係と言ってよい映画だった。そんなところかと思ってましたよ。ゴダールの『アルファヴィル』(1965)でレミー・コーションというス…
>>続きを読む分断と再統合を繰り返すドイツにて、ひたすら西に向かう元スパイの感覚失調的な彷徨が新世紀へ向かう国の歴史を追体験しつつ映画史と錯綜する。
間違った速度で再生されるワイマール時代のラング/ムルナウ、大粛…
このフィルムにはある国家の悲愴たる歴史の足跡とその歴史の終わりに始まる新たな歴史への希望が刻まれている
路傍に投げられる花束
廃墟
その土地で響いていたであろう銃声
紡がれる言葉
黄金を携える髪
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