あぁ、すばらしかった。市川準の映画が好きだ。
知ってる風景ばかりで嬉しくなる。
せわしない人の動きも、常にうるさい雑踏の音も、東京を流れる川の美しさも、ぜんぶぜんぶ知ってるよと思わせてくれる。200…
「頭よすぎて、教えるのへたやねん」
「東京は、皆、自分のことしか関心ない。」
「まだ生きとったんやね。」
「なんでも申請やなあ。」
「あたしら、確かめ合うのん、やめよ」
「貯金あるし、背広…
『あおげば尊し』も本作のラストも謎に過剰に劇的でちょっと白けてしまう。本作の実験意識は面白さもある反面やはりカメラの主張が強すぎて話が入ってこないというデメリットが拭いきれないように思える。他の市川…
>>続きを読むお兄ちゃんのさりげない出オチ感よかった。
関西弁なのもいいね。
どことなくホンサンス的な時間が流れているいっぽう、社会風刺的な台詞がときどきある。
カットバックがないだけで素敵だなって思っちゃう。
…
ままならぬ運命は、自身の妥協と諦観と逃避によって帰着させようとする。その言動に他人が意見すれば、言い訳や居直り自暴自棄になりつつ体面を保とうとする。街角に転がっているみじめな情感を映し出すドラマは、…
>>続きを読む90年代のアキバや浅草の町並みだと思ってたら2008の遺作だという。嘘だろ。2008にこんな古いフィルムのこんなに古い町並みと人々が映せるものなのか。駅前のビルはまだ分かるにせよ、それでも。メイドや…
>>続きを読むどう点数を付けようか。
いや、点数を付けたくないのだけど。
監督の知人をキャストにスケッチのように撮られた幸せな映画。(存在としてね)
割らないし寄らないし芝居は仕方なく落ち着きがないので大画面…