花と怒涛の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『花と怒涛』に投稿された感想・評価

奥の奥まで作り込まれた歓楽街セットを人々の喧騒で埋め尽くし、前景・後景境い目なく怒涛のカオスを立ち上げてしまう序盤に圧巻。かと思えばその莫大な情報量を完璧にコントロールし、雑踏の中でスリリングな脱出…

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美術の素晴らしい様式美。町並みのセット。(木村威夫は脚本も)。そして川地民夫が儲け役。清順のアキラはどれも傑作ばかり。

 冒頭の切り結びから舟の繋ぎから凄まじい勢いだが、川地民夫がつじうら買って大凶だったり久保菜穂子がいきなり登場して拳銃を投げ渡したりワープしたりと意味がわからない。「おしげ命」の刺青で関係がバレるの…

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松原智恵子って日本髪ならすんごくいいのな!座敷の中庭ぐるりは……単なる日活の資金力としても飲み屋の階段もすごすぎだろ。と思ったら井戸のつるべがゴダールなみ。倉庫から雪なんて落ちてきてさあ……1対1の…

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再鑑賞
任侠物、主演は小林旭
 
大正時代の浅草、土建屋・村田組の人夫達から慕われている尾形菊治(小林旭)
彼は強引に結婚を強いられたおしげ(松原智恵子)を掻っ攫い駆け落ちしてきた男で周囲にはその素…

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3.0
〖1960年代映画:任侠映画:日活

1964年製作で、大正期に恋女房と駆け落ちした渡世人を描いた任侠映画らしい⁉️
ラストがなんだかなぁ…とはなった作品でした。

2023年2,270本目
刺客が迫る中、タバコを買ってきた店主が間隙を断ち切るあれが見れただけでも生きてて良かった。
ラストにかけての怒涛のショットの連続が凄まじく良くて泣いてしまった…(画面がぼやけながらの感想)

このぐらいから清順らしさが開花し、凝った構図が増え始める。
なんといっても小林旭は体のキレが違うので、もっと立ち回りを見てみたくなる。
中盤の殺陣では、斬った相手の首筋から血飛沫が飛ぶまでをワンカッ…

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tych
3.8

1964年 カラー 鈴木清順監督の任侠物 94分。大正時代、力づくで おしげ(松原智恵子)と駆け落ちした尾形菊治(小林旭)は、村田組で土方として働き仲間から人望を集める。尾形の後をいつも殺し屋(川地…

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「野獣の青春」と「刺青一代」」二大傑作の中間に位置する鈴木清順監督作品有数の傑作の一本。小林旭と松原智恵子は駆け落ちで、土方の飯場と元ヤクザ高品格の飲み屋に潜むが、利権絡みのヤクザ抗争に巻き込まれ、…

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