兄弟の話から一家の話になって弟が主役かと思ったらいつのまにか父親が主役だった。視点の切り替わりが見事。あまりにも不器用すぎる親子の生き方にガチ泣きしたけれど、前時代の西部劇をある程度観てなきゃ感動し…
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初鑑賞です。
字幕版です。
父と息子の難しさを感じました。良かったです。
①良かったところ
・父へのコンプレックスから暴走する長男
長男が劇中でしたことは許されるものではありません。
…
今で言う『有害な男らしさ』を継承した親子の辿る悲劇。インディアンへの偏見、銃社会への批判も織り込まれ、今見ても全く古びない。残酷さと同時に古き良き牧歌的雰囲気も漂う語り口の広さは、今の映画にはもう…
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終わりゆく西部劇モノだけど、父子の関係を通して暴力的正義の終わりを描いてるのが白眉。
長男が馬売りを殺してからの緊迫感と遣る瀬無さが充満した画面が凄い。
息子も栄光も無くしてついに泣き崩れる父親と、…
ある意味で異色の西部劇。
親子の歪な愛を描いたプロットはいつの時代でも通用するような秀逸な脚本で、現代劇でリメイクしたらヒットすると思うなー。
タブ・ハンターの憎まれ役が苛立たしくも切なく、ヴァン・…