深い沼の底にいる様な貧しい時代に生きる十九歳の若者。時代に翻弄される若者は常に混沌の中に生き、将来の不安にもがき苦しむ。
中上健次が生きていて69歳の地図かなんか書いたらどんな内容になったか?この作…
溜まりに溜まった鬱憤を晴らすために、現実に負けないようにと思って出来上がったのがあの地図だと思うと切ない。
地方から上京して、予備校通いで不安定な身分で新聞の集金なんて周りから疎まれやすい業務やって…
『どういう具合に生きていったらいいのか分からないな』
生きづらさを抱え、生きるのが下手な人たちも葛藤し不器用にも生きていかなければならない。全編に70年代の鬱屈とした空気感が滲んでいる。中でも主人…
昭和のクズ野郎を延々みせられてげんなりするただただ暗い青春映画
そのくせ字ばっかり丁寧に書きやがって
そんなもんばっか綺麗に書いてどうする
絶対みないだろあとから
あと犬殺す奴は死ね
この手のやつは…
原作は戦後生まれで初めての芥川賞作家の中上健次。同氏とは同郷で高校の先輩。中上氏原作×柳町氏監督3作品はじめ、中上氏原作の映画化された作品はほとんど全て観ているが、やはりどの作品も忘れ難い。好き嫌い…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
本当にそこで生きてるかのような、当時ならではのエネルギーが伝わる。
根は本当に良い人なのにコンノさん。。
「どういう具合に生きていけば良いのか、分からないなあ」のセリフが、心にぶっ刺さる。
嫉みや仕…