アケルマンの『ぶっ飛ばせ』繋がりで再鑑賞。
「ぶっ飛ばしてやるよぉ〜」の本間優二を観る。
新聞配達
ビン牛乳
そして公衆電話
文化的遺物となりつつある舞台装置の数々に時代の推移を実感する。
公…
「青年の目を通して」
新聞配達の青年が見る、希望のない鬱屈した世の中を描いた作品
鬱屈した世界の象徴として、冴えない中年を冷たい目線で捉えていた。そんな彼もイタズラ電話しか解消法が分からぬまま、…
何者にもなれなくて鬱屈して新聞配達先の家にイタ電かけたりしてしまう主人公の気持ちがわかってしまう 私も仕事が切れてどこにも所属してない状態だったとき情緒不安定だったし世の中のことを恨めしく思ったもん…
>>続きを読む漠然とした"負け組"たちの話だったと思う。
街の隅っこの新聞販売店でくらす青年の哀愁や、タトゥーを途中までしか入れられなかった男、アマのキックボクシングで失神負けした男や、その他出てくる登場人物は…
昭和の純文学にはこういった若者が抱く湿った暗鬱とした作品が量産されてそれが芸術として受け入れられていた。私もこういう文学を読んで主人公と同化して暗鬱とした気分を昇華させていたが、この作品は映画として…
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