【北欧は悲観的な作品こそ輝きを放つ】
いつの間にかU-NEXTさんでカウリスマキ監督作品が6つも配信されているのに気が付きました!すごい。
今作は敗者トリロジーの3作目との事でしたが1番観たかった作…
アキ・カウリスマキ監督「街のあかり」を初鑑賞してみた。実は初めて観る作品なので少しときめく。2006年の作品やけどテイストは、あの頃と変わらない。
敗者三部作の完結編。「浮き雲」と「過去のない男」…
このレビューはネタバレを含みます
アキ・カウリスマキ監督の敗者3部作の最終章。
うわ またしても不幸のどん底やないかい!
騙され服役までするやなんて……。
カティ・オウティネンがスーパーのレジ係で一瞬しか出てこなかった。
フラ…
情けなさを描く時の、はたから見たら滑稽に思われるかもなみたいな自分自身への眼差しがあるような気がして面白かった。
その人の心情を表すような直接的な詩が、思い詰めるような表情の主人公の横顔と重なる時…
どんなつらい現実も無表情で受け入れる主人公は どんなわたしたちのことも受け入れてくれるカウリスマキの懐の深さを感じる
孤独でも お金がなくても 犬を大切にしたり 花を飾ったり コーヒーを飲んだり …
フィンランド旅行を終え、敗者三部作も終えようということで3作目を。
一作ごとの繋がりはないが、今作はもっとシンプルに負け続けだった。
しかしもちろんそんなことは重要じゃない。引きでの風景が多く描かれ…