記録用
アキカウリスマキ監督作品。
敗者三部作の三作目。
敗者三部作は社会に見捨てられた主人公が友人と言えるかわからないような人達と一致団結し小さな希望の光を灯すという共通のテーマがある。
弱い者…
何もしないことを積極的に選んでいるわけではないんだろうな。愛でも誠意でもなく、諦めに近い無抵抗。すべてを受け入れて自分だけが苦しむ。今この瞬間においては、ある意味それが一番楽な状態なのだ……。
自…
カウリスマキは十本ちょっとしか観ていないが、『愛しのタチアナ』(完全な偏愛)には及ばないまでも次点には入るだろう傑作。
話としてはクラシカルなファム・ファタルものと言えるだろう。ひたすらに救いのない…
自分は敗者である。そう自ずから思ったときに人は真に敗者になるのだろう。そういう意味でコイスティネンは敗者ではなかった。
ここまでの負のスパイラルを見せつけられてなおも腹が立たないのがアキの映画のい…
主人公と女は横座りで平行線のまま、視線が交わらない。一番笑えたのは映画館のシーン。ライブ(ギターが激ウマ)でも男は女を見るが女はバンドしか見てない。ギャングにやられっぱなしなのも面白い。「見抜いた俺…
>>続きを読むU-NEXTのカウリスマキが今月で消えそうなので早急にまわしてきます
トイレの開くドアに挟まれる理不尽でシュールなシーンで最初笑ってたけど、後半行けば行くほどその理不尽さが笑えなくなります。
フ…
本作に限った話しゃないけど、セリフ以上にモノを言う役者の表情や、映像の構成がすごい。人間の考えてること、思ってることって言語なんぞには限定できない曖昧で不確定なものなんだろうと思うし、そこに映画とい…
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