作品の完成度
吉田修一の原作が持つ現代の孤独、人間関係の希薄さ、地方の閉塞感、そして「悪」の定義という重層的なテーマを、李相日監督が徹底したリアリズムと情感豊かな演出で映像化
殺人犯と被害者の視点、…
劇場で観て、悪人って誰なんだろう何だろうと頭に浮かんでは消え浮かんでは消え…といった日々を過ごした。
逃避行はお互いを思い合ってのことでもあり自分のためでもあり、この2人だけでなく他の人物にも家族が…
観てて胸が苦しくなる作品です。
人を殺める=悪人。確かにそうなんですけど、この作品ではそれ以上に狡く、または無意識な悪人が多いと感じます。総じて悪人だらけの作品です。
その中で主人公はただ流され…
『国宝』を観て、同じく
原作:吉田修一
監督:李相日
のこの作品を観てみたくなった。
実はこういう雰囲気重めの作品ってちょっと苦手なんだけど、『国宝』が素晴らしかったのと、同じコンビでの『怒り』も…
タイトルの「悪人」――一体誰が本当に悪い人なのか? 普段は表面的に片付けてしまいがちな問いを、別の視点から考えさせてくれる作品だった。
学生時代から社会人になっても続くヒエラルキーでは、上の立場の人…
原作小説の作者と監督が脚本を共同執筆している作品。原作者が脚本も担当することで、原作者の伝えたい事が、映画に諸に描かれている作品なんだろうと思って鑑賞してみた。観て気づいた、観たことありました。かな…
>>続きを読む男を主体としてドラマ展開していく中でその周りを衛星のようにくっつくだけの女性が不幸になっていくのを描かれると観てて悲しくなるしあまり好きな作劇ではないなあと思う。
でも冷笑してないで本気で1人を愛し…
(C)2010 「悪人」製作委員会