「砂の女」と比較すると、都会のスタイリッシュな映像と哲学的な会話で構成されているので、だいぶ観やすい作品です。誰もが興味のある「顔」をめぐる物語なので、“自分ごと”として思考しながら観られるのもい…
>>続きを読む2つの仮面。
顔に火傷を負った包帯巻の男は医者の作った精巧な顔で新しい自分になり妻を誘惑しようとする。
新たな仮面を手に入れるも、孤独も生み出してしまうという虚しさ。ケロイドの女と仮面の男の対比…
Wowowで鑑賞
安倍公房の失踪三部作。
ついに全て映像で見ました。有難い。
凄い理屈っぽい人と、野心的な精神科医、
仮面を作って、他人になりすます主人公。
優しい奥さんだと思う。
ラストのあの人の…
画面を縦に横にぶった斬るオブジェが生む閉塞感に映画全体が支配されている。
思えば安部公房は自身が用意した特殊な場に、登場キャラクターを放り投げて、どんな運動が勝手に展開していくのかを記述していく、…
<顔は社会との接点、仮面で隠したものは>
仕事中の爆発事故で顔に大やけどを負い、顔全体を包帯で覆われることになった男は、周囲との対人関係も妻の愛も失ったと疑心暗鬼に陥ってしまう。そこで男は全く違う…
化学研究所の事故で火傷を負い「顔」を失った男が、精巧なマスクを手に入れて「他人の顔」で生きる姿を描いた作品。
原作は未読だが、なにより脚本がカッコ良すぎる。
言葉ひとつひとつに尖った感性が息づいて…