ここにもデカルト主義への痛烈な批判があった。いや、それは「批判」などという取り澄ましたものではなく、心が、体が、魂が拒む、その静かな絶叫のようなものだろうか。
列車事故で両手を失ったピアニストが、…
チャットGPTに勧めてもらって視聴。カリガリ博士の監督とは知らず、確かに光の感じが納得。設定が思っていたよりも複雑だった。ホラーというよりもサスペンスかなと思う。そしてこのくらいの時間の映画になると…
>>続きを読む意思と手の所有・所在。先入観の幻影。寄生するように流れ込む記憶と冷血。持ち主の顔とベッドに向かって伸びる手の悪夢。無駄に広く無機質・直線的な部屋たち。ピアノの中に隠す短剣、夜道車並走ドリー、大規模な…
>>続きを読む接ぎ木による侵略
『カリガリ博士』のロベルトヴィーネ監督によるサイレント期ホラーの傑作!天才ピアニストのオルラックが列車衝突事故で両手を失う→手術で移植されたのは殺人鬼の手だった。そのせいでピアノ…
「カリガリ博士」(1919)のロベルト・ヴィーネ監督と”眠り男”コンラート・ファイト主演によるオーストリア製サイコ・ホラー。原題は「Orlacs Hände(オーラックの手)」。
世界的なピアニス…
【元祖・身体乗っ取られ譚】
両手を失い手術したものの、その手が殺人鬼の手で段々身体が乗っ取られていく話。サイレント映画とパントマイム的仕草は相性抜群。タメのある仕草に満足した。
リメイクしてもおか…
普通に「カリガリ博士」より面白い。
微かな光に照らされたピアノと苦悩する主人公
そこにやってくる妻というショットがキマっている。所々の合成も違和感なく、終始おどろおどろしい空気が漂っているのもよかっ…
[私の手は誰の手だ?否、私は誰だ?] 80点
何度も言葉にして口の中で転がしたい絶妙なセンスの邦題をしているが、原題"オルラックの手"の方が内容は理解しやすい。開始5分で『鉄路の白薔薇』レベルの列…