他人の顔の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『他人の顔』に投稿された感想・評価

TAKA
4.4

とてつもないものをみた。

最近だとサブスタンスが話題になっているので、こちらもマイナーだか是非とも観て欲しい。

ルッキズムというか、"顔"が人生に与える影響について大胆に映像化した傑作。

本作…

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遠野
3.0

他の安部公房さんの映画と比べると格段にわかりやすい。事故で顔が爛れて包帯を巻いて暮らしている男が、顔面を覆うマスクを作り、他人の顔を得る話。

他人の顔だと思っているのは自分だけなのか、他人から見て…

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アシッドアタックが頻繁に起きたのが1950年代、原作初版発行が1964年。何かしらのインスピレーションがあったのか…
現代では“不条理”で片付けられるような話だけど、前例がほぼないと言える当時の感性…

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ha7ta6
3.5

元の顔はどんな顔だったんだろう…。

1966年の作品だとはビックリです。
精神の病いを扱ったものなのでしょうがないかも知れませんが、いちいちセリフが堅苦しく理屈っぽいのがダメでした。

まさか京マ…

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milk
4.3

物凄い。
ケロイドの女性と主人公の対比がいい。戦争と平和、顔を隠して、自分を偽る男と受け入れる女。

正直すんごい作家性?というかアバンギャルド?というのかすごい表現が多いし、哲学的で難解ではあるけ…

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俺は誰でもないの巻

モノクロ
失踪三部作の二作目
自由とは孤独ですか
オープニングからなかなかのインパクト
映像含めてなかなか強烈なお話でしたけど、終盤の顔なしな人の波が押し寄せるシュールさ加減が…

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面白いし映像も攻めてて良いけど、長い。長い。途中眠い。と感じてしまった
4.0

WOWOW
何だか急に勅使河原宏を始めちゃって、ラッキーだ!おかけで見逃していた本作をじっくろ堪能した。
人格は変わらないということ。社会で見せる人のイメージなんて、所詮はイメージなのだ。人には幾つ…

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3.5
安部公房の哲学的な発想には中々ついて行けない。でも楽しめた映画だった。
一貫した近代への眼差しと映像に痺れる。
自由とは何かについては、夏目漱石から今まで有効な問いだと思う。
現代は飽くまで近代で次のタームに入ってはいない。

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