顔に大怪我を負った男が、特製のマスクで他人になりすまし自身の妻を「他人」として口説こうとする話の合間合間に、これまた顔に大怪我を負った女性の話が挿入される、という構成の映画。
話自体は「かお」やそ…
物凄いネガティヴで皮肉的な主人公、なのだがマスクをつけたらアクティブポジティブに。
のはずなのだが本質は変わらなかったようだ。
最後の頃には自分がなんなのか誰なのか感情がゴチャゴチャになる。
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勅使河原作品の安部公房は酷く凡庸というか通俗的でつまらない。『他人の顔』の原作はもっとつまらないという点でおもしろかった。その最もつまらない=おもしろい部分が新聞のコラム書評的な解釈とそれっぽい映像…
>>続きを読む久しぶりに安部公房原作、勅使河原宏監督の「他人の顔」を観賞。この映画を観るのは2回目。
もし人類全員が同じ顔だったら世界は変わるだろうか? なんてくだらない事を勝手に考えながら観てた(笑)他者との…
周りから見た自分に固執し着飾る事しか脳がない人間は自分が作り出した見てくれだけの外皮に内側の自分が窒息させられる
自分が自分たる所以は内面にこそ存在するのでは?そして内面が外見を形作る、心は他人には…