ハリケーンに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『ハリケーン』に投稿された感想・評価

南海ディザスターものの映画史上の傑作。
現地人の自由で解放的な生き方と、文明人、白人の押し付ける一方的な秩序がもたらす悲劇。それらを押し流し無に返すハリケーン。
見てる間は憎たらしい悪役総督は、考え…

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エキゾパラダイスなメロドラマから脱獄劇を経て大災害。もはや宗教映画。てか最後の〆なんでお前らの視点になるんだよって感じ、何が流木だよ、勝手に改心してんじゃねーよ、とか思わなくもないが時代的な限界とい…

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4.7
後半のハリケーンもいいが、内容がいい。

ジョン・フォード、もちろん好きではあるがそんなにノレてなく、「鄙より都会へ」の次に好きでした。

ラブロマンスから始まり、脱獄もの、漂流ものを経て自然災害の脅威を圧倒的なスケールで描いている大作。フォードって西部劇のイメージが強かったけど、もうまったくイメージが変わったわ。映画の神様、これどうや…

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鐘鳴らし,タヒチ島,帆船,結婚式,妻飛び込み,波乗り,飲み屋,フラダンス人形,ワンパン,チュアモトゥ族,アゴ折れ,船長恩赦願い,6ヶ月拘留,石運び,脱走,坂転がり,崖飛び込み,刑期一年延期,妻妊娠,…

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lorca
5.0

傑作!傑作!傑作!

脱獄+ディザスターというエンタメ要素に加え、人間対自然、神の存在・不在、帝国主義の光と影、官僚制対ヒューマニズム、生と死など、モダニズム的考察に満ち満ちていて、なおかつたっぷり…

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mymy
5.0

このレビューはネタバレを含みます

とんでもない


ジョンホールの目がパキッてて出てきた瞬間こえーって思ったけど、その目の光り方に違わないパキリストで安心 南国が舞台の映画今のところ全部面白くて悔しい

世の中には法律よりも強い力が存在する

ジョン・フォード
「ハリケーン」

1950年10月22日のアメリカ映画監督協会の臨時総会。
ハリウッド史上悪名名高いいわゆる(赤狩り)の一場面です。

野球…

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脱獄の反復により、絶望を共有したかと思えば、唐突に希望の光を差し出す。
自然災害でさえフォードにおいては職人的に映画的要素として軽々と取り入れる。
悪役の嫌味な知事の演技が光っている。
フォードが凄…

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見るものに過酷な生への労働を強いる映画として、ルノワール『浜辺の女』とともに記憶したい。もちろん人の手に負えない自然災害が引き起こされるという点でこの映画の過酷さを神格化しているわけではなく、フォー…

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