姿なき殺人者の作品情報・感想・評価

「姿なき殺人者」に投稿された感想・評価

原作はアガサ・クリスティの超有名な『そして誰もいなくなった』である。

オーストリアの山の上の古城に招待された10人の客は、過去に何かしら秘密を抱えた人達である。

原題が『TEN LITTLE INDIANS』(10人の小さなインディアン)であり、テーブルの上に置かれた10人のインディアン人形が、一人ずつ殺されていくと、人形も一体ずつ減っていく。

60年代のミステリー映画であるが、結構面白かった。
アガサ・クリスティの傑作ミステリ「そして誰もいなくなった」の2度目の映画化作品。雪深い山岳の洋館のパーティーに招待された8人のゲストと館の使用人夫婦が一人ずつ殺されていく。主演の2人が好きになれなくてちょっとイライラした。見立て殺人は上手く印象付けられていない。軽快な音楽とラストの黒ネコちゃんの箱座りは小粋で好き。クライマックスの首吊りロープの見せ方が鮮やか。
2017.9.30 DVD(字幕)
閉ざされた空間。
一体ずつ減っていく十体のインディアン人形。
果たして最後まで生き残るのは誰なのか?
彼らを招いた館の主人の正体は?
推理小説界に燦然と輝く名作『そして誰もいなくなった』をアレンジして描かれた物語。

今更、僕ごときが書く内容ではありませんが。
『そして誰もいなくなった』は誰もが認める本格推理小説。ミステリファンの末席に連ねる身としては、“この名作を基にしている”と聞けば鑑賞するのは義務に等しいわけです。

だから、事前に芳しくない評価を耳にしても。
言い訳と脳内補完を駆使する“依怙贔屓200%の鑑賞方法”で臨めば大丈夫!

というわけで。
たとえば、まるで学芸会のような殺人場面も。
本作の主眼は謎解きですからね。殺人場面に現実感とか重厚さとか緊迫した雰囲気は不要なのです。また、製作年代(1965年)を考えたら、こういう演出でも仕方がないのです。大切なのは“どのような手段で死んだのか?”なのです。

たとえば、緊迫感の欠片もない音楽も。
本作の主眼は謎解きですからね。脳細胞を回転させるためには落ち着いた環境が必要なのです。だから、ほんわかした音楽は、観客が論理的な思考と向き合うためには最適なのです。大切なのは“思考に至る証拠が何処に存在するか?”なのです。

たとえば、物語としては不要に思えるお色気も。
これは重要なヒントなのかもしれません。何せ尺が短い(上映時間90分超)のに、わざわざ描写するのですからね。安易なサービスシーンではなく、製作者の高度な判断により描かれた伏線の可能性もあります。大切なのは“マザーグースの童謡は何を謡ったか?”なのです。

まあ、そんなわけで。
何よりも本作で一番嬉しいのは、あの名作を映像化するという心意気。登場人物や舞台の設定は変わっても、原作の持つエキスを再現しようとしている努力は見えますので、やはり低い評価は付け辛いのです。

だから、出来得ることならば。
小学生向けの『推理クイズ』を映像化…くらいの感覚で鑑賞するのが良いのでしょう。犯人の正体を論理的に導き出しても良し。直観で答えても良し。惨劇の向こう側に残るのは誰か?能動的に推理すると楽しめる作品だと思います。
アガサクリスティの「そして誰もいなくなった」の映画化二作品目の本作。
山の中のお城に10人が集められ1人ずつ殺されてき徐々に人数が減っていく…犯人は一体誰なのか!?
次に殺されるのは誰なのかという緊迫感と犯人が気になり目が離せなくなることでしょう。
少なくとも私はそうでした(笑)
皆犯人がわからないため周りを疑い始めるところは人間の心理状態が伺えます。
勿体ないのはシーンと曲が全く合っていない!
シリアスなシーンなのに割と陽気な曲が流れてきて、緊迫感が削がれるところあり(笑)
いろいろと腑に落ちない点はありますが、楽しめました(^^)

おすすめシーン
それぞれの犯した罪が何処からか説明される。
みんな黙って一通り聞き終わってから、探し出す姿は面白かった(笑)