69年当時でも無職と言う形でのフリーターが存在していたことを、この作品で思い出されます。(当時5歳だけど)若松作品は、よく都市風景が映し出されると感じました。一種の都市論でもあるんでしょうが、今ひ…
主人公三人を通してあの時代の空気をそのままに性に悶える最下層の青年たちの悶々っぷり生々しく描かれるけれど、彼らにあまり共感できないのは演出を通して監督の「ピンクを見る若いやつはこんなのばっかりだろ」…
>>続きを読む追い詰められて暴力にそして死にむかう必然的な運命が行動と結び付けられていていいね
若松さんや周辺はどうしても現体制への反抗心が見え隠れするからそこに詰まるとそこまで
ただ一歩そういう制度から開放さ…
このレビューはネタバレを含みます
久々の若松作品。
映し出される東京の風景はもちろん、作品全体に充満する気怠さが良い。
陰気臭い若者三人は、社会を馬鹿にしつつ女にもモテず、欲求不満。
小さなアパートに住みながらマンションに憧れ、無…
世間に馴染めない青年たちの姿はいつの時代も変わらない。金もSEXも覗き穴から見える微かな光でしかない日常。すぐに暴力に向かっていく思考は全く擁護できない身勝手なものだけど、最後に警官に拳銃を向けるシ…
>>続きを読む© 若松プロダクション