大江健三郎の「飼育」が原案になっている本作。
カンボジア内戦中、墜落した爆撃機から脱出したアフリカ系アメリカ人を、反乱軍であるクメール・ルージュの子供たちがとらえ、捕虜として管理することから始まる『…
クメール・ルージュの少年兵が、米軍の黒人パイロットを“飼育”するリティ・パン2011年作。大江健三郎原作の生理的昏さや大島渚版の陰湿さから遠く、朗らかな土地性が処々で冷酷な物語を脱臼させる。牛飼いや…
>>続きを読む「どうして兵隊になったの?僕のお父さんも兵隊だよ。大人になったら何をしたらいいんだろう」
という少年の言葉が印象的でした。
大島渚版をまだ観てないけど、飼育といえば大島渚のイメージだったので
どーせ…
クメール・ルージュの少年兵が主人公。映画全体が事実を淡々としかしドライでない感じに描いていて、監督がドキュメンタリーの人だからだろう。撮影は前半特に変なドラマっぽさを感じたが、ストーリーは素晴らしか…
>>続きを読む「東南アジア映画の巨匠たち」
大江健三郎の飼育をカンボジアの村に置き換えて、そこにクメール・ルージュの話を絡めてアレンジしている。
あまりお金もかかっていないと思われ、映画としてのルックは必ずし…