飼育の作品情報・感想・評価

飼育2011年製作の映画)

Gibier d'Elevage

製作国:

上映時間:93分

3.2

あらすじ

『飼育』に投稿された感想・評価

大江健三郎の「飼育」が原案になっている本作。
カンボジア内戦中、墜落した爆撃機から脱出したアフリカ系アメリカ人を、反乱軍であるクメール・ルージュの子供たちがとらえ、捕虜として管理することから始まる『…

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pherim

pherimの感想・評価

2.8

クメール・ルージュの少年兵が、米軍の黒人パイロットを“飼育”するリティ・パン2011年作。大江健三郎原作の生理的昏さや大島渚版の陰湿さから遠く、朗らかな土地性が処々で冷酷な物語を脱臼させる。牛飼いや…

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9642

9642の感想・評価

-
大江健三郎『飼育』の翻案作品。カンボジア内戦下、捕虜の米軍兵士と子どもたちの奇妙な交流が描かれる。無垢で残酷な瞳を通して、戦争がいかに大人たちの愚行であるか暴く。そして子どもはいつも、大人の写し鏡だ。
Tsu

Tsuの感想・評価

3.5

「どうして兵隊になったの?僕のお父さんも兵隊だよ。大人になったら何をしたらいいんだろう」
という少年の言葉が印象的でした。
大島渚版をまだ観てないけど、飼育といえば大島渚のイメージだったので
どーせ…

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RyoS

RyoSの感想・評価

3.5

クメール・ルージュの少年兵が主人公。映画全体が事実を淡々としかしドライでない感じに描いていて、監督がドキュメンタリーの人だからだろう。撮影は前半特に変なドラマっぽさを感じたが、ストーリーは素晴らしか…

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あまりにも直接的すぎる画面の羅列に萎えたのはさておき…。
大島版では黒人兵士の周りには常に大人たちがワチャワチャしていてそこでの思惑の交錯が閉鎖的な集落の澱みを醸成。一方本作では常に少年たちが兵士を…

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andard

andardの感想・評価

3.0

「東南アジア映画の巨匠たち」

大江健三郎の飼育をカンボジアの村に置き換えて、そこにクメール・ルージュの話を絡めてアレンジしている。

あまりお金もかかっていないと思われ、映画としてのルックは必ずし…

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