ザ・レッド・チャペルの作品情報・感想・評価

ザ・レッド・チャペル2009年製作の映画)

DET RØDE KAPEL/The Red Chapel

上映日:2021年11月27日

製作国:

上映時間:91分

3.5

「ザ・レッド・チャペル」に投稿された感想・評価

sususu

sususuの感想・評価

3.6
「ザ・モール」を観て気になっていたこの作品が近所の映画館でやっていたので、早速鑑賞。

適当なことを言って、北朝鮮に全く関係のない詩を朗読したりとか、ヒヤヒヤする場面もあったが面白かった。

ほんとこの監督は命知らずだと思う。
タカヲ

タカヲの感想・評価

2.5
良心の呵責について問われて「皆無」と潔く答える監督。好き。エンディングの全体主義を讃える歌も皮肉めいててイイね。
VOT

VOTの感想・評価

3.7
撮影当時(まだ先代将軍の時代)、北朝鮮の検閲がデンマーク語をちゃんと理解できていなかったこと、仮に少しはわかっても脳性麻痺の障害者のネイティブでも理解しづらい発声が通じるわけもないことを利用して、ショービジネスと見せかけて北朝鮮に乗り込んだドキュメンタリー映画ですね。

コメディっていうか、外国人を迎える北朝鮮側も、何かボロを出させようといろいろ仕掛ける監督側も本気で身体と命を張っているので、観ているこっちは笑うしかないっていうか。ホントに「笑ってはいけない北朝鮮24時」みたいな映画でした。

ガチガチの監視の中で撮影できたもので、かつ検閲を通って持ち出せた映像のみで構成されているので、情報としては断片的でドキュメンタリーとしてもちょっと物足りなさはありますが、相手が相手だけに、これでも限界でしょう。よくやるわ、とマジで思います。

マジモノの全体主義の空気に触れてみたい人にオススメ。
Haru

Haruの感想・評価

4.8
観てはいけないものを観てしまったような
かなりヤバイものを観てしまったような…


ミッドサマーよりも
ガチンコミッドサマー!!


とにかくやばかった。
彼らが今も普通に暮らしてることを祈る🤞
ゆーと

ゆーとの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

意味不明なピザを持ち上げるための棒みたいなの渡した時、映画館で声上げて爆笑してしまった。
2/11(金)〜2/17(木)16:40〜
2/18(金)〜2/24(木)16:00〜
Morc阿佐ヶ谷にて上映!
どらみ

どらみの感想・評価

4.0
刈谷日劇で
”誰がハマー・ショルドを殺したか”
”ザ・モール”に続いて
人を煙に巻く(公式では良心の呵責を持たないと笑)
マッツ・ブリュガー監督が北朝鮮を出禁になった問題作を鑑賞

脳性麻痺の障がいを持つヤコブと太っちょのシモン
韓国系デンマーク人のコメディアンとチームを組み
異文化交流として北朝鮮のリアルを映そうと企てるマッツ
チームには母のように寄り添うお世話役の女性が常に監視の目を光らせ
チームの出し物は北のプロパガンダに浸食され…

小さな子供から大人まで、貼り付いたような笑顔の下は何を想うのか?
過剰なまでに障がいを持つヤコブを世話するが
街で全く障がいを持つ人に出逢わないのは何故?

ヤン・ヨンヒ監督の自伝的作品”かぞくのくに”を想い出した
少年期に北へ渡り監視付きで病気のために日本に帰国した兄が妹(ヤン監督役安藤サクラ)に語る言葉
兄は結局日本では可能な病気の治療を受けることが許されず緊急帰国する
「お前は自由に色んな所へ行きなさい。
 あの国にずっとすんでいると、何も考えないようになるんだ。」
諦め疲弊した兄の言葉が私の頭の中で響いていた

人にとって”自由”が如何に尊く守られなければならない事か…
ドキュメンタリー監督マッツは
韓国系デンマーク人のコメディアン
シモン、ヤコブのふたりを伴い
北朝鮮の素を暴くための
潜入取材を敢行する。

名目は、共に舞台に立つ異文化交流。
ところが、ふたりが披露する予定の
コントの持ちネタを、朝鮮人演出家に
どんどん変更させられてしまう。

天才少年少女、美人女優たち。
語学堪能な才女のみしか
表に出てこない朝鮮側。

脳性麻痺の後遺障がいをもつ
ヤコブは、障がい者役をする
健常者として、舞台に立つ事を
要求される羽目になり
シモンと言えば、正に
プロパガンダに取り込まれ
舞台で、朝鮮を讃えるコール。

何とか闇の部分を暴こうと
相手に迎合し、ふたりに何でも
やらせようとするマッツに
だんだんイライラさせられ
最後は、何が何だか~

案内係の女性が見せた情は
演技には見えなかったけど
あの方のその後が心配です。

シュールで、監督が悪者に
徹しているのが、エンタメ要素に
なっていて、結構ニタニタ。
面白がってしまったけど
意図してるものと違うな、きっと。
Agigon

Agigonの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

(あらすじ)
ブリュガーは知られざる北朝鮮の人々の素顔を暴くため、異文化交流と称し舞台公演の許可を得るのに成功。韓国系デンマーク人で、脳性麻痺を持つヤコブと軽いノリのシモンの2人のコメディアンと共に北朝鮮へ向かう。熱烈な歓迎を受ける一方で、彼らの行動にはいつも母のように接する案内役の女性によって監視され、公演の本番までの間、北朝鮮側の意図によって2人のコントは何度も修正されてしまう。笑顔で接しながらも、ブリュガーと2人のコメディアンに、見えない重圧をかけてくる。そんな中体調を崩したシモンを残し、ヤコブとブリュガーは金日成広場での軍事パレードに強制的に参加させられてしまう。
軍事パレードの圧倒的な威圧感にブリュガーも恐れる中、ヤコブだけが金一族により独裁政権が誕生したその聖地で、一人反旗を翻すのだった…。
この作品は、類稀な感性とダークなユーモアで、独裁国家・北朝鮮のリアルさを描いた問題作となっている。(あらすじはパンフレット参照)


感想
あの国に、この作品を作るために、よく行けたな〜。正直な感想です。命を張った「モニタリング」。さぞかし緊張したことだろう…。と思ったのだけど、異文化交流としてコメディーを披露するシーンはあまりにも面白くなかった。突飛で内容も伝わりにくい上、脳性麻痺のヤコブが話す言葉が聞き取りずらい。
しかし、聞き取りずらいのは幸いして、案内役の女性には、ヤコブが毒を吐く言葉を拾われず済んだ。見ていても、本当に伝わってないかが、心配になるほど、毒を吐いていた😱
その都度ブリュガーはヤコブが言っている言葉を全く違った言葉で北朝鮮側に伝えているところが、苦笑してしまった😅
この作品は、ベールに包まれた北朝鮮の素顔を伝える為に撮った作品ということだったけど、そんなに深い所まで描ききっていたかな〜と疑問。国民の現状などは言葉だけで伝えられ、現実の姿など映されていない。私たちが日頃テレビで見る北朝鮮の上部だけが、映されているのと同じように思えた。色々な理由で上映できず、カットした部分もあるかもしれない。でも、本当のところその部分を一番知りたかったのも事実。なので私にとっては面白みは感じることは出来なかったけど、こんなドキュメントを撮った監督の度胸には感服する。
イチイ

イチイの感想・評価

2.0
文化交流事業と偽って北朝鮮に入り込み、プロパガンダに利用されるのを逆手にとって、独裁支配と体制に従順に従う国民の共犯関係を告発しようとする潜入ドキュメンタリー。

とにかく仕掛ける側も北朝鮮側もあまりに杜撰すぎて、まともに受け止めていいのかわからず困惑しながら観た。プロパガンダに利用しようとする北朝鮮も酷いのはもちろんだが、北朝鮮=絶対悪という自らの観念を客観視しようともしない監督はもっと酷い。

出入り禁止になったのを売りにしてるけど、それがほんとならこの嘘のせいで北朝鮮側の出演者は何人も強制収容所に送られたり、処刑されたりしているのでは。ドキュメンタリー作家としての倫理性に疑義がある。

両者の一番の犠牲者である、脳性麻痺を持つヤコブが、せっかく両者の欺瞞を告発しているのにほぼスルーなのももったいない。監督がひとり語りせず、ヤコブの言葉をきちんと写しとれば北朝鮮の独善的体制の醜さをもっとはっきりと可視化できたのでは。
※誤字修正しました。

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