四谷怪談シリーズ。本作がこれまでレビューを書いた中で、7番目の作品であり、以下の④である。
①木下恵介『新釈四谷怪談』(1949)
② 毛利正樹『四谷怪談』(1956)
③中川信夫『東海道四谷怪談…
77点
古びたフィルムのざらついた質感。画面から溢れ出す、お岩さんの怨念。その不気味な笑み、歪んだ顔…真っ暗な部屋で観ると、彼女の囁きと吐息を身近に感じること必至。薄幸の面影をたたえながら、底知れぬ…
横長映画。時代劇で殺陣を派手にやりたい時って広いフレーミングができるからシネスコを選んでるのかな。それに伴って自然とフルショットが多めになってる感じがする。
それと結構色が強く出てるような気がする。…
『八犬伝』の劇中で、歌舞伎の東海道四谷怪談を見た葛飾北斎が「これ忠臣蔵じゃねぇか」と言うのは、四谷怪談が忠臣蔵のスピンオフで、その特集上演をしているかららしい。
そこで四谷怪談の映画を調べてみると、…