リュック・ベッソンに宿るポップとアートという二面性が、「ポップ・アート」のように溶け合うことなく、そのまま分裂して表出したところがあり、公開当時に劇場で観た印象をそのままに、今も静かに愛している。
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わずか19歳という幼い時を駆け抜けた少女
神は御心をジャンヌに示されていたのか
彼女が信じていた事は
とても残酷で残忍な事を呼び起こしてしまった
何が彼女をそうさせたのか
彼女は神をただ信じ疑い…
リュック・ベッソンの良くもポップで見易い作りがスペクタクル中世と大変合っていた。乱戦のカメラのアクションに揉まれる感じとか、人物の顔打ちカメラなんかにベッソンは感じる。パリ攻撃のジルドレとのシーン、…
>>続きを読む監督と主演に惹かれて観ました。
名前は以前から聞いたことがありましたが、凄まじい人生を過ごされた方だったのだな…ということを知りました。
今でも印象に残っているのは、ふくらはぎに矢が生えている(…
【ヒロインのみ】
私はミラ・ジョヴォヴィッチは好きではないが、この映画に関してはヒロインの個性が光っているとは言えるだろう。ただしそれ以外は光っていない。宗教性の扱いは難しいと思う。
それと、フ…
本作からは王道の歴史アクション大作にも、『裁かるるジャンヌ』のようなジャンヌ・ダルクの精神面にフォーカスした芸術的な作品にも届かない中途半端な印象を与えられる。
ジャンヌが神の声を聞いてから、オル…
子どものころから、ホラーやヒューマンドラマで全く泣かない(泣けない)タイプだった。けれど、この作品を見て、世界のすべての〝不条理さ〟に大号泣してしまった。
史実として見ても、ジャンヌ・ダルクが聖女…