面白すぎて後半ずっと泣いてた。
とある大詐欺師の栄枯盛衰の物語。
結末までの流れが本当に素晴らしい。
彼の顛末が、まるで紙を折り続けるように印象的に反復される。
「結末」を支点として折りたた…
ジャン=ポール・ベルモンド傑作選3を観まくれシリーズ⑥
これは題名知ってましたが、初鑑賞。監督はなんと『去年マリエンバードへ』『夜と霧』の前衛的演出のアラン・レネ。ベルモンドとは唯一の作品です。ア…
とても面白かった。フランスの芸術系監督が陰謀渦巻く政財界を描くとアメリカ映画とは一味違うものになる。
舞台は1933年フランスで、ロシアからやってきた実業家のスタビスキーは銀行や新聞社、劇場などを手…
抽象的ではないが、レネの他の作品と同じく哲学的な映画である。複数の時間の層が偽造させる作用を持つ。レネは過去の正しい再生(回想)ではなく、共不可能な二つの世界の記憶を見せる(例えば、スタビスキーが拳…
>>続きを読む又もやNHK-BSアナログのDVDを見返した。
今監督の作品ながら、結構分かりやすい展開で進む。
スタビスキー事件など、まったく知らなかったが、それを題材にするから難解にならないのだろう。
トロツキ…