おのぼり物語の作品情報・感想・評価・動画配信

「おのぼり物語」に投稿された感想・評価

夢を見て上京した

可能性という若さだけが擦り減り、現実をこれでもかと突き付けられる

「おのぼりさん」

田舎にいた時に知らなかった現実を
突きつけられて、何を思うのか

そして、その夢の根拠は何なのか
また改めて考えることになる。

憧れだけでは、とてもじゃないけれど
やってはいけない

強い信念と、夢を描いた時の憧れと
いま目の前にある現実の差をどう埋めていけばいいのかを必死で考える。

人との出会い、自分の全力を出し切る姿、

「運」という名の巡り合いにも翻弄される

淡々と進む人生は単純で、信念を持って生きる人生は必死だと思う

いま居る「おのぼりさん」

人間、本当は何にも追われてなんかないよ。

自分の本当にやりたい事の中にある
大切なものを見落とさないで

味方で居てくれる人を、大事にしてね
きよ

きよの感想・評価

3.5
最初のお部屋探しの所
大笑いして最後まで観ました

なんか、良いですよね。

憧れの東京
東京へ行くからには
何かを成し遂げなくてはいけないと
なんでそう思っちゃうのか

夢は描くものじゃなく叶えるもの
そんな若者も30になり去って行く

先輩から誘ってもらったピクニックの後の
あの長回し部分好きです。
先輩が争ってる気持ちぶつけても
どこか滑稽で


お父さん良かったなあ。
優しくていつまでも味方で


手ブレ場面がすごく気になってしまったりはしたのだけど
何かが起こるわけでもないけど

最初の方の段ボールロボットはシュールで
何かが起こりそうで
何も起こらない
でも見守りたくなるような映画でした
supernull

supernullの感想・評価

2.9
終盤まで自叙伝と気づかず
この類だと群像劇に寄った方が好きかな
急展開や色恋沙汰みたいなドキドキな展開はないものの、日常を淡々と描いた自伝的作品。
華々しさに行き着くまでの、すごく泥臭い日々は、漫画家でも、デザイナーでも、バンドマンでも一緒だと思う。
その、誰に求められてるわけでもないのにやり続けることができるかどうかの戦いは、地味だけど胸を打つ。

肩肘張らずに観れる映画であり、油断するとグサリとくる。

頑張るにも覚悟がいる。
aoi

aoiの感想・評価

3.0
ボロアパートの窓を全開にして、セミの鳴き声を聞きながら漫画を描く姿、これぞ日本の古き良き風景って感じでよいなあ。
メリ

メリの感想・評価

3.1
なんの根拠もないけど、言い切ることでそんな気になったりするね。
dodo

dodoの感想・評価

3.5
地味だけれど、観たあとちょっと、にっこりできる。
脇役が、絶妙で、笑えたりちょっぴりほろりときたり。
なんでもないシーンが、延々と続いたりするが、なんだかずっとみてたくなる。不思議な気持ちになる映画でした。
ya

yaの感想・評価

4.0
ほのぼのすると聞いて観たのに、
ただただ共感してしんどくなるだけだった、、、早く売れようと思った。
ちょっとカメラワークが謎なところが多いのと、途中からアパート関係なくなっちゃうのであれだけど、
心にグサグサきたので評価高め。
☆☆☆★★★

※ 鑑賞直後のメモから

東京を舞台としながらまるで大阪人情映画の様で、今年を代表する秀作だと思います。

うだつの上がらない漫画家志望青年が、上京しての泣き笑い物語は。都会に出て来て生活する、全ての若者達に共通する苦い思い出が、たくさん詰まっているでしょうね。

いきなりゲスト出演で登場する、江口のりこの可笑しい不動屋さんとのエピソードがあり。始めの内は上京して住み始めた、ボロボロのアパートでの生活がスタートする。
不思議な住民達。奇妙なロシア人ロッカーが登場したり。占部房子親子の子供との触れ合いに、ホモ男に言い寄られたり…と言ったエピソードが続く。

それらのエピソードの合間に〝先輩〟肘井美佳との再会から。どうやらこの彼と先輩には、仕事は違えども似た様な状況に置かれているのが、次第に分かって来る。
それこそが、多くの若者達にも共通する悩みなのだ。

やがて彼らアパートの住民達との接点は、或る出来事からなくなってしまう。この住民達とのやり取りが、映画の中でのエピソードとして楽しいコメディー要素だった。
中盤は肘井美佳との。先輩後輩の間柄ゆえに、恋愛感情とも言えない。お互いに似た環境で生きる《戦友》に近い感情が湧き上がって行くと同時に、父親の病気と彼女の真実。

後半になると、住民達とのエピソードがなくなって来るので。話のバランス的に、若干の違和感が少し出て来る。
主に、東京と大阪の行ったり来たりの展開になるが。この辺りから、漫画雑誌の編集部員役で八嶋智人が登場するのだけれど。このハ嶋とのやり取りが笑わせてくれるのがとても面白い。久し振りにハ嶋智人が良い。
「何でもっと頑張らないんだ!」と語る台詞には、全ての若者達に対する応援のメッセージが込められいる気がします。ちょっと儲け役のキャラクターではありました。

もう1人、母親役にはキムラ緑子。
彼女は後半だけの登場だったのだが、如何にも大阪のオカンと言った演技で最後を締めてくれる。

思わず切なくなる場面が数多くありますが。個人的には前半と後半にあった、肘井美佳と2人乗りをする自転車の場面がとても良かった。
前半の2人乗りには、同じ境遇としての友情を感じていた感じでしたが。後半での2人乗りは、淡い恋心と共に。離れ離れになってしまう事の悔しさ、お互いにもう一歩踏み込めない後悔の想い。
そんな切なさが巧く表現されていた様に思います。

彼女との絡みは、段々と《戦友》から《恋愛》へとシフトして行くのですが。元々の友情要素が強い間柄だった為に、なかなか恋愛へとは発展しない。だからこそ、観ているこちらとしては「あゝ、分かるなあ〜!この胸が詰まる感覚!」…と。
映画中盤の場面で、とても長い長回しでお互いを
なじるシーンがあり。ここもなかなか良かったのですが。カメラの動きがどこかぎこちなく、あまり良くなかったのは残念でした。

エンドクレジットで、個人的に今注目している川口浩史の名前を、助監督に発見。
果たして、どこかで本人が演出した部分があったのか?がとても気になる。

主演の井上芳雄は舞台では有名らしい。不勉強の至りであまり良く知りませんでしたが、今後は「どんどん忙しくなると思い…」(笑)

2010年8月11日 ヒューマントラストシネマ有楽町/シアター2
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