ベッケルの監督デビュー作。二人の警官候補生がリアル・ギャングを捕まえようとする。コメディとノワールの中間のようなスタイル。
冒頭、銃の連打から始まるが、それが射的テストだったというズラしから始まる。…
ベッケル、デビュー作。
警察学校で首席を競い合う、刑事候補生の2人の男、一人はリーダーシップがある伊達男、一人は小粋でモテ男。
そんな二人が、首席の座を賭け、高級ホテルで起こった殺人事件に挑み、先に…
終盤、犯人を追う刑事たちがアジトに到着したものの、すでに犯人等は逃走した後となったため、急いでオートバイで追うことになった際の、オートバイのライト点灯ショットとハンドルアクセルをふかすショットを細か…
>>続きを読む レイモン・ルーローが不意をつかれた際の瞬きで終わるのだが、職能的に動き続ける警察、ギャングの構図からもパッと離れてしまうよなラストショット。
暗闇の中の銃撃戦も異様な暗さで衣服と銃の微かな反射…
ジャック・ベッケルのアメリカ憧れの結実らしいがコメディはアメリカ映画ほど笑えず、ノワールの病理と色気はアメリカ映画のように迫ってこない。
素直に「現金に手を出すな」みたいなフレンチノワール撮っておけ…
受話器をマッチ箱で固定するシーンの緊迫感とか(レイモンド・ルーローが吸っているタバコの煙が映り込むのも素晴らしい)、撃たれたカトリーヌ・カイルが倒れ込む時の妙な艶かしさとか、息を呑むショットが多い。…
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