「戦時下における人々の姿と犠牲になる少女の死を扱った映画としても良く出来た反戦映画」
昭和20年5月の横浜から始まり、主人公である12歳の村井睦子のささやか生活が横浜大空襲により母親と弟を失い、母…
防空壕生活は少女に、母と弟を奪ったB29の襲来をむしろ待望させるほどの孤独を、あるいは「水を飲もう」「水を汲みにいこう」と独りごちさせるほどの人恋しさを強いる。しかし少女は飢えてなお、母との約束を守…
>>続きを読む横浜で空襲にあい母と弟を失った女の子。親戚を頼り辿り着いた大分で肺を患い…
ムっちゃんと当時6歳で出逢った中尾町子さんの手記を元にした作品との事。
防空壕に隔離され、B29が飛んでくるのが楽しみに…
終戦記念日に見ようと思って録画したままとっておいたやつ。太平洋戦争中、大分に疎開した12歳の少女ムっちゃんが結核に冒され、隔離された防空壕の中で一人孤独に亡くなるまでの実話を描いた1985年公開の反…
>>続きを読むむっちゃん、めちゃくちゃ良い子!そんなむっちゃんにも戦争は魔の手を緩めない。家族を奪われ一人、九州へ。何とそこでは病魔が。ひどすぎるぜ!まわりの人が敬遠するなか、優しいのは子供と女郎屋で働く親戚、外…
>>続きを読む悲しい。ただただ悲しい。当たり前のことを言うけど、戦争さえなければ家族も失わず、ひとり田舎へ行くこともなく、あんなジメジメした防空壕(洞窟)で生活することもなかった。
救いは先生と従姉、睦子に祖国の…
結核患者や朝鮮人に対する差別がこれでもかと描かれる。
主人公周辺だけが厭世的で未来を予知したかのような発言をする、典型的な戦後の反戦映画ではあるが、真摯な映画でもある。
朝鮮人役の米倉斉加年による…