フォーリング・ダウンの作品情報・感想・評価

「フォーリング・ダウン」に投稿された感想・評価

主人公は異常者である。
しかし愛おしく、そして哀しく感じる。
ただ愛する者の帰る場所に帰りたいだけなのに。
彼の正義は我々の世界での悪であるがために彼だけがそれに気づかずただ貧困に喘ぎ優しさを忘れた街をひた歩く。

誕生日のビデオの中で彼の異常性が垣間見えるシーンが切なかった。人を愛する気持ちは彼にだってあるのに彼はただ異常者だった。

タクシードライバーの彼女とエロ映画見に行ってドン引きされるシーンを思い出した。

もしかしたら彼は我々の未来像かもしれないと思うと恐ろしく愛おしく感じてしまう。
mie38

mie38の感想・評価

3.7
癖のある異常者になりきってた!!
何もかもどーでもいいやって思ってしまう気持ちは分からなくもない..
Kansuke

Kansukeの感想・評価

4.0
クレーマーの境地に達した男が途中途中で武器レベルアップをしながら元妻に会いに行く

面白い、けどそれと同じくらい悲しい
おもろくて見やすかった
気持ちはわかる
moeka

moekaの感想・評価

3.1
精神を病んだ独りの中年男性が巻き起こす救いようのない“ハイテンションムービー”

小さいストレスが少し積み上がっただけで渋滞中なのにも関わらず乗っている車を放置したり、朝ごはんのメニュー出してくれないだけで乱射しちゃうので
最初は残念ながら日本にもよくいる、歳で前頭葉イカれたおじさんだ〜と過去のバイト先のお客様(仮)を思い出し懐かしみましたがラストの方で徐々に「可哀想」の方にシフトしていくので不思議

まあ、どんな過程で彼がああなってしまったかは置いといて他人に迷惑をかけてはいけないですし、自分を正当化する行動派サイコパスほど困る存在などいないので彼が悪いのですけどね


銃でブッ飛ばす系ですが、救いようがなく主人公に共感できないので全くスッキリしないです
やはり正当性のある銃の使い方がイイっすね



何が怖いって主人公のような些細なことでブチ切れるイカれた人に巻き込まれるのもそうですが、1番は自分の心がストレスに蝕まれ「自分の欲望を叶えてくれた、やってみたい」と今後感想に変化が起こる可能性があることですかね
ストレス社会と形容されるこのご時世の中、なんかそういう意味でリアルなんですよね
まあ気をつけます
あだち

あだちの感想・評価

3.5
世の中も不条理で理不尽だけど主人公も相当不条理で理不尽だな。でも嫌いではない。普通にイラッとする奴も清々しく蹴散らしてくれるしなんかもう救いない感じ突き抜けててそこそこ面白かった。もっとイライラしてしまう映画かと思ってたからだろうな。クレーマーの100倍ヤバい奴だからラストも悲しさなんて感じなかったかな。どこをどうとってハイテンション・ムービーと名売っているのかわからないヤバさもなんか好き。
狂う、ぶちぎれる、暴走する、ただそれだけ。古き良きアメリカを信じ続ける保守系白人中間層のD-Fens。ジョエルシュマッカーの(自由主義的な)手によって茶化しに茶化されまくる。最高です。

うちに帰るんだ!!!
てりり

てりりの感想・評価

3.8
突き抜けた悲しさ
もやし

もやしの感想・評価

4.9
何とも悲しい後味。


渋滞に巻き込まれたスーツ姿の男。周りを取り巻く不愉快な環境。
そんな中、男はふと堪忍袋の緒が切れ、車を捨て去り、後ろの車の人に引き留められると「家に帰る」とだけ言って立ち去る。

ある瞬間を境に狂ってしまった男の破滅的な行方を描く。


男は社会の理不尽に腹が立って仕方なくなってしまった。
気に入らないことには、時には暴力を振るってでも反論する。もはや言いがかりに近いけどね笑 常々そこが引っかかってたんだなあってのがわかる。


主人公はもはや狂人だが、じゃあ果たしてさっきそこで話した奴はまともなのか? 世間で言う「普通」って何だ?というのも見ていると感じる。
世の中というものの潜在的な不愉快さを描いていると思う。


主人公を追う刑事もとても人間臭い。
退職する日に主人公の事件を追うことになる。
温厚で、同僚には事務屋と馬鹿にされている。奥さんが更年期障害というか、たぶん精神疾患で、ヒステリックな電話が仕事中何度もかかってくる。



初めからどうあがいても幸せになることはできない男の行方は、とても悲しく切なかったです。
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