フォーリング・ダウンの作品情報・感想・評価

「フォーリング・ダウン」に投稿された感想・評価

主人公は異常者である。
しかし愛おしく、そして哀しく感じる。
ただ愛する者の帰る場所に帰りたいだけなのに。
彼の正義は我々の世界での悪であるがために彼だけがそれに気づかずただ貧困に喘ぎ優しさを忘れた街をひた歩く。

誕生日のビデオの中で彼の異常性が垣間見えるシーンが切なかった。人を愛する気持ちは彼にだってあるのに彼はただ異常者だった。

タクシードライバーの彼女とエロ映画見に行ってドン引きされるシーンを思い出した。

もしかしたら彼は我々の未来像かもしれないと思うと恐ろしく愛おしく感じてしまう。
SAK

SAKの感想・評価

4.0
わらしべ長者の如く、武器がだんだんグレードアップしていく様はコメディの様だが
内容そのものは、ストレスから自制が効かなくなった自我の暴走を、マイケル・ダグラスが上手く演じており
結果として「異常犯」になった彼を見ると
同じねじ曲がった行動原理をもって、片や望まない英雄に祭り上げられた「タクシードライバー」のアンチテーゼの様な印象を受けた。

また、マイケル・ダグラスの行動原理が「家族に会いたい」というものに対し
ロバート・デュバルは、「娘を亡くし、妻に過度の束縛をされている」という
この対比も面白い

ただ、基本的には「凶器のわらしべ長者」
横山

横山の感想・評価

3.3
不思議かつ不気味な作品
自由主義がいいのか共産主義がいいのか結局はどっちかわかんない、というか辻褄合わなくね?

このレビューはネタバレを含みます

アメリカ社会への皮肉を散りばめた、ひとりの中年男性の異常性を描いた作品。

マイケル・ダグラスがハマリ役すぎ!
異常者の役なんて初めて見たけど、恐いくらいにお似合いでした。
ロバート・デュヴァルも好感度溢れる刑事役でしたね。

異常者なんだけど、思考まで完全な犯罪者ではない。
彼はただ家に帰りたいだけ、その障害を排除しているだけ。
社会に対する憤慨を撒き散らしながらも、我が子の誕生日を祝いたいだけというのが本当に皮肉めいていた。

人間は誰しもがこうなる可能性がある。
社会に対する不満から、もっと身近な内輪話まで。
どんな些細なことにだって、普通の人を暴走させるに至るまでの引き金が備え付けられていると思う。
異常者かそうでないかなんて、本当に紙一重なんだよ。

自分も今の日本の将来に全く期待なんてしていない。
今のランクが見事に崩壊するようなことがあれば、その先なんて知ったこっちゃ無いってなるかもしれない。
そうならないように気を張る努力はしてる、皆そうなんじゃないのかな。

ただなってしまったとしても、怒りの矛先を間違えてはいけない、絶対に。
く

くの感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

平凡なサラリーマンが不況・政情不安の影響で暴走、と思いきや主人公自体最初から変で横暴な奴というオチがあって良かった。『タクシードライバー』とか『俺たちに明日はない』の系列の主人公が世間で人気を博さずに消えていくパターン。
nagarebosi

nagarebosiの感想・評価

4.0
キレた中年親父が街中の矛盾に怒りを爆発させる!
こんなアイデアがあったかと思うストーリーが上手く、各キャラクターもキチッと立って、特に主人公には、いちいち共感してしまいました(だからと言ってバットを振り回したりはしませんが)。
暑い昼前から夕方にかけての短時間での展開のなかに幾つものイラッとさせるエピソードを織り込みながら、主人公の性格が徐々に分かる脚本が上手く、それをマイケル・ダグラスがまさかの角刈りで体現してビックリ!しがないサラリーマンを目と"へ"の字口で魅せます。穴の空いた靴底が哀愁漂わせてます。真面目かと思いきや、ちょっとヤバめな性格、確かに奥さんもイヤでしょうね。ロバート・デュバルが設定はありきたりながら、妙に人間くさい刑事を観客も納得させる演技で、こちらも魅せます。
なにを撮らせてもソコソコ面白い職人監督ですが、手堅くまとめてテーマもメッセージも特に無いけど、エンタメに徹した作りなので、楽しめました。
SaihoI

SaihoIの感想・評価

4.5
頭おかしいおっさんが渋滞をキッカケにストレスを発散しまくる映画。シリアスに笑える。
もう、めちゃくちゃ!
こういう人って、予兆あんのかなぁ('ω')
>|