同時代の楽しいハリウッド映画をいまこの時にやってみたいなあ、って感じで撮ったんかな。藤田嗣治が戦争画でしかドラクロワみたいなことを試せなかった的なことかなあ。
結果、なんか可愛いミュージカルになって…
底抜けに明るいホームドラマ風ミュージカルだと思ったら、後半は国策映画の色が濃くなり明るく演じていても虚しさを感じる。
ボーナスが国債で支給されるシーンは、戦後に紙クズとなるのを予見しての皮肉か?
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国民的婦人誌のひとつ「主婦の友」に連載されていた人気漫画をミュージカル映画にしたもの。
快活なハナ子さんのまわりはいいひとばっかりで、戦争中であっても毎日が充実している。
「ぜいたくは敵だ」の銃後を…
漫画原作者杉浦幸雄が主人公モデルにしたのが牧歌的音楽映画だった「爆音」に主演の轟夕起子で、本作でも夫マキノ正博監督に起用され、バズビー・バークレーのミュージカル映画をちゃっかり借用の、後年の「サザエ…
>>続きを読む「撃ちてし止まむ」
真に一番怖い映画だと思う。
この時代の映画はどのように戦意を創出させるかを考えていた。普通にみたらすっごく幸せな映画。戦争時とは気づかないほど。
なぜ戦争時代に明るいミュージカ…