ある自伝書を元にそれに書かれた人物の墓に参り、その後その人物と過去関係があったホームに入っている老婆に会いに行き2人の生き様を口頭で語る。
ストーリーテラーは乙羽信子。
琴と三味線が天才肌の盲目で…
黙して語らず、師弟のままで、
視覚と現実より触覚と想像、、
尊すぎる(泣)。
そして、し、白すぎる、、(笑)!
あかん!佐助、そこ1拍休符入れなはれ。
とかなんとかアドバイス言っ…
物語の筋が一本通ってるのでものすごく見やすかった。
なぜか女が白塗りであるなど充分変な演出ではあるが、
ATGにしては、アート感が少し薄い。
ただ、師への愛のためとはいえ
両人ともにめくらになった…
何度も映画化されている谷崎潤一郎の『春琴抄』。
全てを観てはいないが、私が知っている中では、最も耽美な雰囲気のする作品だ。
ATGらしいと言えばそうだし、新藤兼人らしいと言えばそうでもある。
春琴と…
原作以上の衝撃は無かったかな…
春琴のビジュアルはまさにと言ったところ
異様な白さも見ていくと納得できる
決して主従以上の姿を世間には見せない二人だけの世界
いっそ羨ましさすらある
目は潰したくない…
春琴抄の雰囲気がしっかり出ているのではないでしょうか…と思った
めちゃくちゃ好きな作品なので。。
最初の坊主もインタビュー形式で語られていくのも気味が悪い感じで個人的には凄い良かった
そしてまた…