美しさと哀しみとの作品情報・感想・評価

美しさと哀しみと1965年製作の映画)

製作国:

上映時間:106分

ジャンル:

3.8

「美しさと哀しみと」に投稿された感想・評価

あきら

あきらの感想・評価

3.8
加賀まりこ文句なしにかわいいけど、八千草さんの静かな炎が素晴らしい。
この端正な人がインモラルとか、わかってるな⁈

美しい人同士が美しいまま、情念を燃やす様こそ官能よね。和服ってのがまた良いくて。
音楽も絵もやたらおどろおどろしいけど、それよりも人の内側が凄まじいのは仕様。


余談だけど、キチガイとかカタワとか、今のNGワードががんがん出てくるけど、これだけ品のある作品に仕上がるのならば、問題は語句じゃなく使う人の品性なのだと思うよ。
ちょっと笑ってしまうところあり
加賀まりこさんの好きだからこその狂気的なところが大変良きです
山村聰がクズで加賀まりこがレズな映画。典型的な文芸モノであんまり楽しめなかった。山本圭は相変わらずイイね。
郁世

郁世の感想・評価

3.7
川端康成原作の映画です。

すごく破滅的で様々な嫉妬が入り混じってる…

元凶の大木を演じている山村聰があっけらかんとした演技してるのも腹立つ…笑

八千草薫演じる音子と加賀まりこ演じるけい子の同性愛は、見ていて美しいけれど、とても恐ろしさの方が強かったなぁ…

私は、大好きな加賀まりこを目当てに見に行ったのですが、八千草薫の意味深で繊細な表情にかなり見入ってしまいました。

あと、あの絵…こわい…
「乾いた花」と二本立て。良い!
大好きな川端康成先生原作と聞いて、席を立たずに観たが、こりゃ好きや。

先生お得意の、女の情念たっぷりな物語、彼の美意識で研磨した台詞回しに、おもわず笑みが。
原作読んでないけど、多分かなりうまく映像化してるんじゃないかな。
川端康成さま原作。
小説家の中年おじさま大木氏(山村聡さま)と画家の音子(八千草薫さま)の不倫のお話しでさらに音子の弟子であるけい子(加賀まりこさま)とも不倫するのかと思いきや、途中からレズのお話しのほうが前面に出てきて不倫話しよりそっちのほうが印象的でした。音子とけい子という美しいおふたりだったから 尚更です。けい子のほうが音子に夢中。ぐいぐい迫るけい子と、いけないことよ… 的な音子。
色香漂うおふたりのやり取りが魅力的でした。
AINA

AINAの感想・評価

4.0

女の復讐や嫉妬がまざりドロドロ。

しかし、言葉遣いや振る舞い全てが美しい。加賀まりこがその全てを物語っている。
加賀まりこの大きな黒い瞳、綺麗にカールしたバサバサのまつ毛...最高に可愛い女の子が「何を仕出かすかわからぬ危うさ」を持ち合わせていたら!惹き付けられない訳が無い。゚(゚^ω^゚)゚。

「月曜日のユカ」の「あっけらかんとした中の危うさ」では無く、その作品の最後のシーンで見せた何とも言えない表情の、あの雰囲気の加賀まりこが、本作ではこれでもかと拝める...!!

劇中ではほぼ着物姿。彼女の年齢に合わせた、少しモダンな柄や色合いの着物、本当に可愛い!
(古臭さを感じない!)

その着物からスッと伸びた細い首筋、美しい耳の形、帯でギュッと締められたか細いウエスト...最高に可愛い女の子である。
(いかん、だんだん変態じみてきたゾ)

現代女子みたいに黒いカラコン入れてるわけでもないのに、天然の大きくてウルウルな瞳!
シリコン入れたりグロスを塗りたくってるわけでもないのに、ぷっくりとした綺麗な形の唇!

本当に本当の、天然モノの可愛さが昔にはあったんですねぇ...(T_T)
あっ、まりこ様のつけまは許す♡(何様)
(だってつけまつげすら美しく可愛いもの!)

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川端康成が原作。詳しく語れる知識は皆無なので残念だが、その日本語の美しさや言い回しにうっとりさせられる。
(日頃、お下品な超訳の字幕見てると余計ね!)

女流画家であり16、17の頃に暗い過去を持つ音子、
その内弟子の謎めいた美少女けい子、
音子との恋愛を「一六七の少女」と題して小説家になった大木。

スタートからおどろおどろしい静止画と不協和音の音色に胸は高鳴る!!
着物での動作の美しさにも目を奪われる。

美しい女優たちを見ているだけで充分な作品。
とは言え、「視覚で捉えるより、きっと活字で読む方が遥かに官能的」なのだろうな、と思えた。

劇中で、画家ならではの目線、小説家ならではの目線を「おまいら超能力者かw」ってレベルで相手に物申すシーンがあるんだけれど、
先程の「活字だからこそ感じる官能」に通ずる部分と重なって、「やはり原作が小説だからかな〜ムフフ」と思えてちょっとお気に入り。
(わけわかんなくてゴメン)

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本作は1965年の公開。その20年後になんとフランスでリメイクされていたそうな!
見てみるとパッケージがもう「モロだし(ポロリ)」すぎるわ、ワキにカミソリ当てられてる(ように見えるけど??w)やらで、何だか同じ「官能」でもちょいとお下品なエロスを主張しているようでチョットがっくり...

(しかも調べてみたら、公開日が自分がこの世に生まれた日というなんの因果だよ...せっかくなら日本版が良かったワイw)

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本作は、美しい日本語で男女が、時に女同士が言葉や仕草でぶつかり合うからこそ、そこに奥ゆかしさが生まれるのだろうし、
美しい日本の女優が着物姿で演じるからこそ映える作品なのでは、と思ったのでした。
(もうときめきすぎて、それでいて時にぶっ飛ぶから何度か笑ってしまった!ラストとかね。)

面白さとか、「復讐」の意味を探ったり求めてしまうとつまらなくなってしまう、まさに「奥ゆかしさ」を投げつけられたような気分でしたゾ。
櫻

櫻の感想・評価

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怖いくらいに美しい不思議な花のような女の危うい復讐心.

加賀まりこの着物の赤い帯が素敵.燃えあがり暴走する心情を表しているようでもあった.
し

しの感想・評価

4.3
加賀まりこが美しいのもそうだけど、彼女が着ている着物の色使いが素晴らしい。幼さと大人っぽさが同時にきてる感じ。

それと、言葉遣いや所作が綺麗。お風呂から、上がった時に冷たいお水を渡すシーンにぐっときた!!
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