小早川家の秋の作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 2ページ目

『小早川家の秋』に投稿された感想・評価

takase

takaseの感想・評価

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他の小津作品と比べても、特にこれといった物語展開がある訳ではないのだけれど、言葉にならない良さがある。

ただただ観ているだけで満たされる。

午前十時の映画祭14。
先週の『宗方姉妹』(1950)に続き、小津安二郎監督『小早川家の秋』(1961)鑑賞。

東宝さんの熱烈オファーに松竹専属の小津監督が快諾し単身乗り込んだ本作品。
新珠三千代…

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寂しくなると言いつつも幸せの余韻を語る二人をカメラはベンチの背後で捉え、ふと二人は同じ動作で列車の到着に反応する。表情が隠されたままに映し出される寂寥感(静寂)と一連のカットに打ちのめされた。
居な…

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いぬ

いぬの感想・評価

3.9
本当に綺麗。家、風景、画角
同じ口調で繰り返されるセリフがクセになる。あんたは黙っててが1番好き
a

aの感想・評価

4.7

 午前10時の映画祭。
 松竹を拠点にしてきた小津が東宝(製作は宝塚映画)で監督した唯一の作品。東宝の専属俳優のスターたちが役を演じる。前作「秋日和」(1960)で東宝専属の司葉子に出演してもらった…

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なんだかんだで家族愛だなー
KH

KHの感想・評価

5.0

可笑し味のある日常を存分に時間を使ってローアングルで描いた「小早川家の秋」。
何か劇的なものやメッセージ性があるわけでない日常が凄く凄く贅沢な空間だった。
遺作「秋刀魚の味」の1作品前の今作は、初期…

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EITO

EITOの感想・評価

3.9
もはや呪縛でカルト、時代性
背景
亡くなった中村鴈治郎を棚卸ししていた杉村春子が、突然こみ上げて「死んだらお仕舞い」と言ったシーンがクライマックス

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