全体的には「任侠映画の巨匠がとりあえず実録に着手しました」というようなハジケなさと無難さが漂う。
ただ、水場でヤクザが折り重なってドスを刺し合うシーンなんかは任侠の美しさと実録の猥雑さが融合した様な…
アキラと辰兄ィの関係は、在日であると云うこと以上に、任侠映画に強いこだわりを持っていた山下監督の作風に負うところが大きいと思う。『博奕打ち 総長賭博』の鶴田浩二と若山御大の関係の様に。
その意味で、…
山下耕作監督の実録路線に作品。大阪で対立組織の襲撃に遭い抗争の火ぶたが切られる。アキラ、梅宮が在日同士の友情で、斬り込み部隊の先兵となる。バイオレンスアクション。成田、金子などクセモノ揃い。
新宿東…
実録映画にしてはロマンがありすぎてそこはやはり任侠映画育ちの山下耕作監督ゆえの違和感があるが、それでも在日ヤクザたちの悲哀を切々と謳った演出は嫌いになれない。でも日本映画で当時在日を取り上げようとす…
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