仁義なき戦い 頂上作戦の作品情報・感想・評価

仁義なき戦い 頂上作戦1974年製作の映画)

製作国:

上映時間:101分

ジャンル:

3.9

「仁義なき戦い 頂上作戦」に投稿された感想・評価

組の上層部のうだつの上がらなさに若者が立ち上がり、そして勝手に喧嘩して死亡、逮捕。組長幹部は懲役数年の刑。本当に何がしたかったのか。あまりにもつまらない結果であり、ろくなもんじゃない。毎回〆のナレーションが核心をつきすぎていて正直言うことがない。
「こうして広島抗争事件は死者17人、負傷者26人、逮捕者約1500人を出しながら、なんら実りのなき終焉を迎え、ヤクザ集団の暴力は市民社会の秩序の中に埋没して行ったのである。だが、暴力そのものは、いや、人間を暴力に駆り立てるさまざまの社会矛盾は、決して我々の周囲から消え去ったわけではない」
菅原文太は渋くてかっこいいが、ヤクザってかっこいいとはならないところが絶妙なバランス。「はだしのゲン」でしか見たことがない「シゴウしゃげたる」が聞けた。
りょー

りょーの感想・評価

4.0
ヤクザの上のもんの思惑通りになるわけがない。広能さんあんた何回ムショ入るねんおもった。
すずき

すずきの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

映画自体は前作の方が面白いんだけど、今作は名シーンが多くて大好き。戦後の混乱を終えて「暴力団追放」という言葉が出てきて、警察やメディアに縛られていく様。岩井と武田の筋を通した宣戦布告シーン。だけど若い世代に自分の積み上げた仁義は通用せず…最後の広能と武田が寒さに震える場面は盛者必衰を突きつけられる名シーンでしばらく悶絶した…
ヤクザの世界から少し視点を広げて、今まで描かれなかった市民や警察が出てくる。そうなると途端にヤクザの社会悪としての側面が出てきて、もはやもうかっこいいものとは思えなくなる。
もう自分たちの時代じゃないと、寒さに震えながら刑務所で語らう敵同士だった二人のラストが印象的。
古い世代は時代や社会に合わなくなり、ヤクザも生き方を変えざるを得なくなってくるのが今作から。最終的にどう時代に合わせて生きていくのか次が楽しみだ。
一般市民からの反発、警察やメディアからの圧力にピリピリするヤクザたち
岩井と武田が言い合うシーン格好よすぎる
Ren

Renの感想・評価

4.0
時代の変化と共にヤクザとしての生き方も変化を必要とされる様がこの映画の見どころ。
ただ、まだまだしぶといので面白い。
代理戦争の続き、こっちも前半は代理戦争の流れを組む会合、密談劇。
でも、話半ばすぎで主人公の文太さんが逮捕されてから、血の応酬がスパークする、物語も加速する。
じっさいゴア描写がすごいんだよね。鼻を切り取られるシーンをドアップで撮る、執拗にドスで突きまくるのを血糊マシマシしてたりして、代理戦争で押さえた暴力の埋め合わせだと言わんばかりに激しい笑
代理戦争も変わったバランスだけどこっちも何気に変なバランスの映画だよ、主人公が一番いいとこになる直前に離脱するのに、むしろそこからがおもしろいという笑
抗争の結末はというと、旭さんや文太さんみたいに筋を通したり、良かれと思って動いた二人が結果貧乏くじを引かされて、ずるく、姑息に立ち回った連中の方が刑期が軽くなる。シビアでリアルだよ。まあ、実話ベースだからリアルなのは当たり前か。
旭さんは今作でも前作と同じゴツいシルバーリングしてる、こっちだとデザインが般若の面になってるってハッキリわかるよ笑

余談だけど仁義シリーズは若い頃は何者にも媚びず己の欲望に忠実で破滅を怖れず年長者にも有力者にも牙を剥く大友に感情移入してたけど、今は武田(小林旭さん)の気持ちがよくわかるし好感持てる。利己的な上役や信用置けない同僚の狭間で事態をコントロールしようと四苦八苦する様が他人とは思えない笑
余計なセンチメンタルに浸ることなく抗争のみを捉え続けた作りに「これぞヤクザ映画」と思わず感嘆。ラストシーンの虚無感がなんともいえない。
2018.1.8
自宅TVにて鑑賞

いよいよ実録ものの映画であるという特徴が裏目に出始めたようなストーリー展開。
また撮影技法としてもやはり同じ題材で同じキャストだと深作監督でも次第に中弛んでしまうようだ。
菅原文太が主役と銘打っているが、胸がスカッとするようなシーンは前作に引き続き少なく、小林旭演じる武田明の堰を切ったようなマクりが印象に残る。

次が最終作ですが、見るか迷います
(何の生産性も無いレビュー)
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