仁義の墓場の作品情報・感想・評価

「仁義の墓場」に投稿された感想・評価

もた

もたの感想・評価

3.7
『仁義なき戦い』を、より実録らしく、より暴力的にしたような作風。渡哲也が人を撃ったり、斬ったり、シャブ打ったり、人骨を貪ったりして、常にめちゃくちゃだが、ラストはそれを凌ぐほどの迫力がある。スローモーションすら良い。
Chihiro

Chihiroの感想・評価

3.5
中盤からはひたすら「押し黙る→ゴネる」を繰り返しててともすれば飽きてしまいそうなのに最後まで観させるエネルギーに満ちた不思議な一作。
スローモーションってクサくなっちゃいがちなのに、ごちゃついてる画の中で一種の清涼剤みたいにホッとさせられたのもフシギ。
色々と不思議だから目が話せなかったのかなぁ。。。
しのの

しののの感想・評価

3.9
ヤク中の田中邦衛いい
娼婦とヘロインきめるシーンすごく良かった
嫌われ力夫の一生。
欲のままに他人を殺し、食い潰し、かと思えば他人のために涙を流したりする。理解不能だ。

これは本物の悪人が好き放題に己の人生を使い果たす物語で、そこに「仁義」など存在しない。『仁義の墓場』なんて皮肉にもほどがある。
ラストも石川力夫の勝ち逃げで、胸糞悪い。素晴らしい。
RYO

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3.6
狂気と破滅を映画にしました。もっと早くに消されてもいいよね。

彼・特有の気圧変化と、やくざ世界に生きる者なら必ず備えている高い温度との落差による衝動の嵐は30年ぶりに観直して止んでおりませんでした。

渡哲也演じる主人公・石川力夫の存在そのものが死んで当たり前。ここまで生き続けてきた事自体が奇跡、と全身で体現しております。

弱者や女たちを散々食いものにして、人間の所為とは到底思えぬ事を実行してきたヤクザからさえ不気味がられ、忌み嫌われる。

自分を裏切った者ども。
女に不遇のまま生涯を終えさせた自分。

そのどちらをも赦せぬ彼が世を厭う荒んだ気分で研ぐ心の刃は、どんどん露天に輝く残月の鋭さに迫っていくようで圧倒的。

その影で犠牲になるのは、常に有意性を疑われる程の控え目な女・多岐川裕美。
何という哀れな女の一生か。

獄中の壁に刻まれた彼の文字
(大笑い 三十年の 馬鹿騒ぎ)

衝撃も度を超えれば確かに笑うしかありません。

死後、誰も訪れる事ない、その墓標に刻まれた(仁義)の二文字。

遡れば、これ以上にないくらい相応しいタイトル、深作欣二『仁義の墓場』

まだ観ぬ世代の方々に、観ずして墓場に行くな、とお伝えしたい恐ろしい映画です。
こういう映画はいつも体力を消耗する。
仁義なき戦いの菅原文太とは全く違く、敵味方関係なく切りつけ、銃撃。
田中邦衛さんが好き
ドント

ドントの感想・評価

4.5
1975年。もンのすごい。戦後ヤクザ史にその名を轟かせる「狂犬」、石川力夫の人生を追う深作欣二印の実録映画。
この男、感情も理屈も行動原理も全く見えない。そのくせ100のうち8くらいまで怒りがたまるとすぐ刺すしすぐ撃つ。ワガママな子供のようなと言えば聞こえはいいし物語前半ならまだそうも呼べようが、後半結核となりクスリが入ってからは親を斬り友を殺し、もはや「人のようななにものか」と化す。
言葉で言い表せない何かを抱えた男は観る者に一切の感情移入をさせない。ゴチャゴチャしたカメラワークと一転静かな構図を同居させて、そのような男の生きざまを、ただそのままに描く。これほどに強い映画はなかなかない。歯が折れるほどにハードボイルド。確かにこういう奴がいた、とフィルムに刻み込む幸福な奇跡のような映画だと思う。
仁義なき戦いシリーズと比べると主人公が碌でもなさすぎてちょっと
天佑

天佑の感想・評価

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無理だった(笑)

レイプされて好きになる女も意味わかんないし、終いには身体売って保釈金払っちゃうし、おやっさんと今井組長の優しさも謎だし、こんな男が実在したのも意味わかんない(笑)

「大笑い 三十年の馬鹿騒ぎ」
てあほか(笑)

"今となっては知るよしもない"が過ぎる
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