人間の複雑な精神構造を巧みな演出、撮影方法で、善悪の二面性を描く怪奇映画。
傲慢で自信家だが慈善者のジキル博士は、自身が開発した薬の影響で醜い猿人の姿をしたハイドに変身する。
内面に抑圧された動物…
まずメイクが怖い。
技術的なところはよくわからないですが、イケメンからみるみる化け物になっていくショットはほとんどの人が驚くんじゃないでしょうか。
娼婦を我が物にしようと狂気むき出しな演技なんて驚愕…
有名小説をマムーリアンが映画化、とくれば注目したいのは演出。
ガーターの扇情的な脱ぎ方など細かい演出が冴えるが、何と言ってもハイドの暴力性がすごい。
ウェイターを転ばすショットの呼吸の良さ、
安堵…
人間の二面性にフォーカスした有名作品。ホラー要素、心理描写要素のどっちかに寄せて欲しかった。BGMの使い方はイマイチ。1932年であの顔の変化のさせ方は凄いと思いつつも、メトロポリスと比較すると、そ…
>>続きを読む照明と影の使い方はモノクロ映画ならではの強烈な印象。フェードを用いた画面分割や鏡の演出は当時としてはかなり斬新なのでは。豹変する場面はとてもナチュラルに撮影されてるし、ハイド氏のアクロバティックな動…
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