霧の中の風景の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『霧の中の風景』に投稿された感想・評価

奇跡のようなショットがいくつもある。ドアの隙間から見える雪、雪と人、ニワトリ、上演されなかったリハーサル… 突如挿入される超現実的なイメージ。映画のおもしろさってこういうものだよねという一つの解だと…

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 子供が外の世界で大人からの優しさや(性的)暴力、生き物の死に触れ、労働、恋と失恋などを経験して″霧の中の木″を見つける話。

 終盤でようやくきちんとお金を払って列車に乗れるようになったけど、そこ…

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B4D41
3.7
🇬🇷【監督】テオ・アンゲロプロス
『旅芸人の記録』1001🍊
『霧の中の風景』🈁
『ユリシーズの瞳』🍊
『永遠と一日』🌿


長回しアート・哲学系はきつい😰

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ギリシャに住むシングルマザーに育てられている12歳と5歳の姉弟が、家出して会ったことのない父親がいるというドイツに向かうという物語。
母親はまさか子供たちがそんなことをするとも思わず、ドイツに父親が…

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改めてアンゲロプロスの映画の日本語字幕が池澤夏樹であるのは、奇跡的な幸運であり、同時に必然だと思う。


この映画において、雪は幼い2人以外の時間を止め、2人を警察から逃した。池澤夏樹は

「雪が降…

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よ
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お姉ちゃんの自覚と覚悟を無粋な言葉を用いずに長回しの中の圧力で完璧に伝えてくるのがマジですごい。見せないし会話をしなくても回し続けることで生まれる何かがあるし、肝要な瞬間さえ映画のうちに切り取れれば…

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30分
4.9
土地と暴力とぬかるみと性愛と運命と歴史と神話と少年と少女があれば僕は満足することが改めてわかった
「私は味方だ」という台詞はかつて若かりし頃、革命運動に参加していたものの、赤狩りに遭って仲間を裏切ってしまったシーン。

懺悔ムービー

テオ・アンゲロプロスの美しくも、残酷な姉弟の旅。二人の目的地は霧の中で、行けども見えてこない。それは二人の人生そのものではないのか。脚本に、「ユリシーズの瞳」「ノスタルジア」のトニーノ・グエッラ、「…

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タルコフスキー作品から会話を極限まで削ぎ落としたような感じ
芸術路線なのは分かってるんだけどそれにしても主役2人の心情が分かるようなカットが少すぎるというか、遠景+長回しの弊害で顔のアップもほぼなく…

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